敏感すぎて生きづらい人達の苦悩

突然ですが皆さんは「HSP」をご存知ですか?

「HSP」Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)、「人一倍繊細な人」の事です。

「HSP」の大きな特徴は「刺激に敏感で疲れやすい」「考え方が複雑で、深く考えてから行動する」「人の気持ちに振り回されやすく、共感しやすい」「あらゆる感覚がするどい」の4つです

1.人混みや大きな音が苦手
2.映画や音楽、本などの芸術作品に感動して泣く
3.人の些細な言葉に傷つき、いつまでも忘れられない
4.些細なことに過剰なほど驚いてしまう

これらに当てはまる人も多いのでは?自分は全部当てはまりました。

正直自分は「HSP」などと無縁と思っていましたが思いっきり「HSP」の1人でした。「人混みや大きな音が苦手」や「些細な事に過剰なほど驚く」のは「たまたま自分がこう言うタイプの人間なんだな」って思い込んで気にはしていませんでした。

「HSP」とは?

さて結局「HSPは病気の類いなの?」となって来てる人も居ると思います。

「HSP」は病名では有りません、ですから治療法等は存在しません。
人の言動に動揺しやすかったり、人の感情に自分の気持ちも左右されてしまったり、周囲の音、光、匂いなどが気になって仕方なかったり。あなたは今、そんな毎日を過ごしながら世の中を「生きにくい」と感じているかもしれませんHSPの繊細さや敏感さは生まれ持った「気質」です。

「気質」とは、その人が生まれながらに持っている感受性や気分の傾向などを指す心の特徴で、環境などに影響される性格と違って後天的に変えることはできません。ストレスを感じやすいHSPの人はもともとストレスを処理する「扁桃体(へんとうたい)」が活発で、不安や恐怖を感じ取りやすいのです。さらに、激しい感情などが起こったときに分泌される「ノルアドレナリン」や、俗にストレスホルモンとも呼ばれる「コルチゾール」も非HSPの人に比べて分泌されやすいため、さまざまなことを警戒し敏感に反応してしまいます。

HSPは気質なので、HSPを治す、ということは不可能です。

HSPであれば自分の気質とゆっくり向き合い、ご自身についての理解を深めていきましょう。

HSPの人はうつ病になりやすい

突然「うつ病」が出て来てビックリしたかと思いますが「HSP」の人は、以下の理由からうつ病になりやすい傾向があります。

自己肯定感が低い
他人に共感しやすい
疲れやすい
うつ病は早期発見が早期回復につながりますが、一般的にうつ病が深刻化すると、もとの元気な状態に戻るまでにかなりの時間がかかるといわれています。だからこそ、鬱っぽい症状が続いた時は、精神科や心療内科の専門医に早めに相談することが大切です。


HSPの人は、繊細な気質なゆえにうつ病になりやすい傾向があります。

「生きづらいのは弱い人間だから」と自分を責めてしまいやすいところです。こうした気持ちは時を追うごとに睡眠障害やパニック症状へとつながり、やがてうつ病へと進行してしまう可能性があります。

だからこそ、鬱っぽい症状が続いた時は、精神科や心療内科の専門医に早めに相談することが大切なのです。

最後にまとめます

「生きづらいのは自分が弱い人間だから」と自分を責めて自分を追い込まないでください。

悪いのは自分だけでは無いんです、一人で抱え込まないでください。

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