なぜバレエの道を選んだのか。

先日、同じバレエ団の友人と食事をしたのですが、そのときに話題になったのが今回のタイトルにもある、”なぜバレエの道を選んだのか”。

今までそんなことを考えたこともなく、ただバレエが好きだからこの道を選んだのだと思っていました。けれど、その友人はこれに対する自分なりの答えを持っていて、バレエが好きであることは大前提として「自分の根底にある願望や欲求は何なのか、自分自身で理解しておくことって大切だと思う」と。

そこで、子供の頃から今に至るまでを振り返ってみて私なりに導き出した答えが、「自分が唯一無二の存在でありたい」。幼いときから集団に馴染みきれないというか、周囲から何となく浮いているようなところがあり(あ、別に疎外されていたとかいう訳ではないですよ!)、この”他人とは何か違う”ことが評価される(または評価してほしいと思う)場が自分にとってはバレエだったのかなぁ、と。決して「唯一無二」≠「(誰かと競争して)1番になること」ではなく、「自分の持っている個性や自分らしさを、周囲に認めてもらいたい(そして自分でも認めてあげたい)」ということ。だからこそ、能力や記録を競い合うスポーツではなく、バレエという表現や芸術の世界に惹かれたんだと思う。


くだらない世間話からこんな真面目な話まで、美味しい料理を沢山いただきながら2時間も話し込んでいました。こんな風にゆっくり人と話をする機会はあまりないので、新たな発見や気づきがありとても有意義な時間でした。ありがとう😊

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