これは、ゆういちが４歳の頃のお話。

保育園

絵を描いているゆういち。

朝

保育園に

行きたくない。

母親と戦い。

先生と戦う。

結局負けて
あきらめて保育園ですごす

仏さまの保育園なので
仏さまに甘茶をかける

「が～ちゃ～み～」

ねんど

ねんどの時間。

他の子は、体、頭、足を作ってひっつける。

ゆういちは、一つのかたまりから
にょきにょきにょきって頭とか足をひねり出す。

先生「生きているみたいですね～」

先生「ねんどさわるとイキイキしますね～」

うちに帰る

友達の家に自転車に乗って遊びに行く。

家に帰ってくる。

絵を描く

ねんどでつくる。

ねんどをさわりすぎて、手が荒れて、手の皮がめくれてきた。

だけど、ねんどでつくる。

もっと荒れてきた。

だけど、ねんどでつくる。

「やめなさい！」

と言われても、

ねんどでつくる。

自分でおもちゃを作る

おもちゃは、本、クレヨン、ブロック、粘土…

ロボットの超合金とか
ほしいおもちゃは…

紙ねんどでつくる。

色を塗って

完成！

完成した頃にはあきている。

お仕事

お父さんとテレビを見る
グレンダイザーというアニメ。

ゆういちは、時々お仕事に行く。

お父さんは変身する。

父「仕事行くぞー」

母「はい！」

ゆういち「はい！」

父は壁紙を貼るお仕事をしている。

これは、壁紙にのりを塗る機械。

僕もお手伝いをする。

本を読んでおとなしくしているのがお手伝い。

壁紙を貼るお仕事を

見守るのがお手伝い。

壁紙にノリを塗る機械を

見守るのがお手伝い。

ピラミッド

お父さんと一緒にブロックで遊ぶ。

ピラミッドを作る。

ゆういち「それちょうだい」
父「ええよ」

お父さんは、ゆういちが作りやすいように、ブロックをくれる。

ゆういちは、大きなきれいなピラミッドができた！

お父さんは、僕にブロックをくれたので、ブロックが足りてないし、デコボコ。

父「ここはグレンダイザーが出るところ。」

ゆういち「ぬぬぬ」

父「お風呂入ってくるわ」

ゆういち「ぬぬぬ」

ガシャーン　ガシャーン

ゆういちはお父さんのブロックを壊した。

父「お風呂あがったぞー」

父（ん？こわされている？）

ゆういち「お母さんが踏んどったでー」

ゆういちはうそをついた。

母「？」

ゆういち「ぬぬぬ」

「お父さんのはおもしろい…僕のはつまらない…」

嫉妬。

いつもお父さんを超えることができなかった…