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20年間お店をやっています

金曜日の夜、サマセット近くのインドネシアンレストランに彼女と夕食を食べに行きました。

そこは2〜3年ほど前に1度来たことがある場所で懐かしいやらもう記憶があまりないやらで。。

でもお店のオーナーさんが気持ちの良い人でいい気分で食事出来ました。

聞くとメダン出身で一本気の実直そうな方。
勇敢で素直なバタック人かなと思っていると、写真のデザートをおすすめしてくれました。

「自家製なんです。ぜひ食べて見て下さい。」

ひとつ取って食べると、もち米で作られたお菓子で黒糖とココナッツのトッピングの相性がバッチリ。

本当に美味しいねと彼女も満足。
ふたりともこの手の東南アジアのもち米菓子は苦手としているのですが、お世辞抜きに美味しかった。

「料理どうでした?
メダンの味ですよ。
もう20年以上やってるんです。」

美味しくて、本場の味と雰囲気で大満足でした。
竹を割ったような人が作る美味しいものを頂いて幸せな金曜日の夜。
こんな華金もいいのかもしれない。

それはそうと、オーナー、
自信が身体から溢れていました。
いい仕事してるなぁと思いました。
常連さんやお客さんひとりひとりと会話やコミュニケーションを取っていて、競争激しいシンガポールで20年以上続いている理由がなんとなく分かりました。

自信を持って仕事する
非を認めて素早く対応する
周りへの気配りを忘れない

飲みものを注文する時にIce teh oh kosong (ミルク砂糖なしなしのアイスティー)を頼んだのですが、ミルクアイスティーが来てしまった時、「あっ」という顔をしたらすぐに取り替えようとしてくれました。別の店員さんが間違えて作ってしまったんです、と言わんばかりに。

その潔さが僕らを気持ちを一瞬で晴れさせて、
「いや、このままでいいですよ。
ね?」
「うん、いいよいいよ。」

外国人同士コミュニケーションがうまく行かないこと、たまにあります。

かんぺきでなくてもお互いが気持ち良く仕事出来るように、生活出来るように、工夫次第で大抵のことはどうにかなります。

僕らは所詮人間です。
かんぺきからは程遠いのですから。

ミスの後が大事。
お店側は素早い誠意ある対応、
客側だって、、

「たまにはミルクティーもいいよね。
捨てるのはもったいない。」

という余裕が必要なのではないでしょうか。
それがあるうちは大丈夫。
ご飯もデザートも美味しく頂くことが出来ました。

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