雑記 #6 恋人のはなし

交際を始めて1年経ったくらいのタイミングで、恋人が骨折をした。

全く歩けないほどの重症ではなかったが、随所に日常生活での支障が見られ、不安に思ったために1か月近く毎日恋人の家で過ごしていた。

その生活の中で2人分のご飯を作るときがあり、恋人の帰りを待つことがあった。
料理をしながら、帰ってくるのが本当に待ち遠しかった。

よく食べる恋人は、僕の作った料理をすごく幸せそうな顔で食べていた。
その顔を見て惚れ直したし、一緒に生活をしているという事実がうれしかった。


この前、「結婚前提で付き合うのは重い」という意見を聞いて、脳内が疑問符で埋め尽くされた。

個人的にはこの考えが本当に理解できない。
誰かと交際するということは恋人の時間を自分のものにしているということで、遊びで付き合うということは相手の時間を浪費させてしまうことなのではないかと考えている。

交際しているからには相手を幸せにする義務があると考えているし、(もちろん自分も幸せになりたいが)そんな思いで今の恋人と交際して1年以上が経った。

個人的には確証の無いことを言ってその発言で相手を縛ってしまうのは良くないと感じているが、そろそろ卒業後の生活についても考えていかなくてはならないと思っている。

共に生活するのであれば一社会人として金銭的、社会的な一定の立場を得なくてはならないと思うし、まだそれを持っていない自分が言うのはとても烏滸がましいが、それでも出来るだけ長く一緒にいたいと考えている。
し、一緒に幸せになりたいと考えている。

正直社会に役立つ人間になりたいとも微塵も思わないし、特にやりたいことなんてないけど、自分の大事な人とおいしいごはんを食べることを目標にすれば少しは頑張れそうな気がする。

今後の生活もまだぼんやりとしか見えてないし、不安なこともあるけど、それでも少しずつ歩みを進めたい。
少し前に後輩が婚約したという話を聞いてビビり散らかしたのだが、二人の歩調を合わせながらゆっくりと歩いていきたい。