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【第3話】ドラマ「たとえあなたを忘れても」神戸街歩き弁護士の雑感

美璃と空との関係が再び接近し、今後の展開が気になる回となりましたが、今回も、ロケ地に着目した雑感をご紹介します。


美璃はどこに住んでいるのか?

これまで、美璃がどこに住んでいるのか明かされていませんでしたが、第3話には重要なヒントが隠されていました。

1つは、美璃が給与口座の通帳を確認するシーンです。このシーンで、美璃が普段使っているのが、みなと銀行水道筋支店であることが明らかになりました。

もう1つは、美璃が(帰宅中と思われる)坂を上がるシーンです。かすかに映る電柱の住居表示から、この場所が、みなと銀行水道筋支店から北上した先に位置する地点であることが分かります。また、このシーンで、美璃が向けた視線の先から、美璃の家はさらに北にあるものと推測されます。

以上のことを踏まえ、美璃の家は、灘丸山公園の近くではないかと考えました。

美璃が住んでいる場所から深堀り①・空のもとへ毎日会いに行っていること

美璃は、空に会うために、毎日のように六甲アイランドに通っているとのことでした。仕事帰りではなく、わざわざ休日に通っている日も少なからずありそうです。

美璃の家から六甲アイランドまで行くのであれば、①神戸市バス2系統でJR六甲道まで乗車、②JRで六甲道から住吉まで乗車、③六甲ライナーでアイランドセンターまで乗車が、推定ルートとなります。ただし、美璃は倹約家ですので、バスへの乗車を省略するなどしているかもしれません。

ここから、美璃の家から六甲アイランドまで毎日通うのは、それなりに大きな負担であることが分かります。

美璃の空に対する献身さを感じさせる事情といえます。

美璃が住んでいる場所から深堀り②・美璃はどんな性格か?

美璃が住んでいると推測されるエリアは、比較的閑散とした住宅街で、摩耶山の麓近くに位置する静かなところです。

空と同じく、美璃もまた、都会的な雰囲気を嫌い、閑静な場所を好む性格であることがうかがえます。

このような美璃と空の性格上の共通点が、お互いに惹かれ合う理由になっているのだろうと感じました。

旧摩耶観光ホテルからの一望

美璃と空が再び旧摩耶観光ホテルを訪れて、神戸の市街地を臨むシーンがありました。美璃が普段生活しているエリア、空と初めて出会った石屋川、そして、再会に至った六甲アイランドが一望できるシーンでした。

このシーンから、美璃が、空に、これまでの思い出を1つ1つ丁寧に語っていた姿が想像されます。

水道筋商店街での買い物シーン

みなと銀行で給与の入金を確認した美璃が、空にお弁当を作ってあげようと立ち寄ったのが、水道筋商店街の格安生鮮店「フレッシュ・フィールド」でした。「給与が入ったので今日くらい贅沢を」ではなく、格安生鮮店にとっさに立ち寄るシーンからは、美璃の質素な性格がうかがえます。

美璃と茜が話していたシーンはどこ?

病院の帰りに美璃と茜(患者)が話していた道は、(神鋼記念病院からほど近く)JR貨物線の廃線跡です。現在はHAT神戸として再整備されている場所は、かつては神戸製鋼をはじめとする工場群が立ち並び、そこに貨物線が敷かれていました。

今でも貨物線の設備が一部保存されており、当時の面影を感じることができる場所です。

摩耶観光ホテルや旧グッゲンハイム邸をはじめ、今では使われなくなった場所を取り上げることを1つのコンセプトにした、このドラマならではのロケ地でした。

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