YUICHI SUGIHARA

Japan🇯🇵⇄Cambodia🇰🇭 /’97 日記的コラム【PAIN & GLO…

YUICHI SUGIHARA

Japan🇯🇵⇄Cambodia🇰🇭 /’97 日記的コラム【PAIN & GLORY】不定期配信中

マガジン

  • PAIN & GLORY

    『カルチャーのハブになる』 という壮大な目標を持つ杉原 勇一の痛みと栄光の記録。

最近の記事

PAIN & GLORY #52 凱旋

機上でこのコラムを書くのは初めてだ。完全に外界と隔離されたこの空間は、自分がそう信じなければ、今上空10000mを高速で移動中だということも認識できないくらい特殊で変わった場所だ。 現在自分は、カンボジアビジネス関連で日本で仕事する機会を得て、一時帰国に向けて空を飛んでいる真っ只中。ベトナムはホーチミンでの12時間のトランジット、本当にやることもなくてしんどかったが、そんな中で少しでも時間を有意義に過ごそうと考えたら、昔の自分では興味する持てなかった小さな出来事に気が付けた

    • PAIN & GLORY #51 自分が情けない

      先日、半年ぶりに自分のボスに会った。しばらく日本での仕事が長くて、中々カンボジアに来られていなかった。 自分としてはボスに話したいこと、聞いて欲しいことが本当にたくさんあった。でもそれをするよりも、成長した自分の姿を見せることが何よりも大切だと分かっていた。だからこの半年間の集大成の気持ちで、ボスと相対した。 しかしやはり人生とは甘くなくて、まだまだ自分の至らないところや甘えが目に見えて露呈してしまった9日間だった。普段なら絶対していないようなミスを立て続けに起こし、ボス

      • PAIN & GLORY #50 節目

        こっち来て3ヶ月目になる時に、なんとなく自分の中に生まれてくる感情や想い、その時の状況なんかをただただ忘れていってしまうのはもったいないなという考えで、言葉にして書き連ねることを始めたこのコラムも今日で50本目。まだまだnoteは若輩者ですが、節目のタイミングといっても差し支えないかな? この半年間、本当にいろんなことがあった。新しい環境、人間関係、仲間の死、自分の交通事故、逮捕未遂などあげ出したらキリがない。その瞬間瞬間では「うわ最悪」とか「日本帰りたい」とか「泣き叫びた

        • PAIN & GLORY #49 来カンボジア

          いよいよ今日、ボスがカンボジアに帰ってくる。自分の会社の社長に丸半年会っていないこと自体、あまりないことだと思う。それでいて自分の場合は、その社長の元でビジネスを学びたいという想いで海を渡った。だが結果として半年間、カンボジアという見ず知らずの土地で放牧される結果となった。 でもそこに関して、今思うと凄く良かったなと思う。何度かこのコラムでも触れているが、カンボジアに来てからの自分は、あらゆる面で人間的に成長できたと思う。全く何のコネクションもなく言葉も文化も異なる場所に、

        PAIN & GLORY #52 凱旋

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        • PAIN & GLORY
          47本

        記事

          PAIN & GLORY #48 Threads

          人間の扱いというものに関して、すごく億劫に感じる時がある。"自分の思い通りに動かない人間をどう扱うか" うん、考えただけで嫌気が刺しそうなほど難しい。 しかしそれを考え、何かしらの行動に移してみることが自分の成長に繋がる。それは今までの経験上おそらく間違いなくて、これからも継続してやっていこうと思っている。 最近スタートしたMeta社の新しいSNSの「Threads」の影響で、あまりnoteを書かなくなってしまった。用途はほぼTwitterと同じだが、500文字とかなりの

          PAIN & GLORY #48 Threads

          PAIN & GLORY #47 詩的表現

          日曜日の今日、朝久しぶりにサイクリングをした。というより、やっとできた。やりたくて仕方がなかったが、毎週土曜の夜が忙しくて中々次の日の朝を有意義に過ごせていなかった。 アスファルトを30キロほど、ただひたすらに走る。好きな音楽をモバイルスピーカーで流しながら朝焼けの中を走るのは、まるで何か見えざるモノに包まれているような、得体の知れない気持ちよさがある。 走っている最中に、ふと友人が好きだった曲を思い出した。        "若者のすべて" フジファブリックの代表曲で

          PAIN & GLORY #47 詩的表現

          PAIN & GLORY #46 心境の変化と現状の思うこと。

          40本代に入ってから明らかにペースが落ちてしまっていて、自分としてもちょっと不本意。書きたいことがないとか、マンネリした日常を送ってるとかそんなことはないのだが、少し言えることとすれば、カンボジアに来て半年経って少し慣れてきたのも間違いないだろう。 来た当初は、1日で10回以上イライラする事象に出くわしていた。正直今も0ではないが、そういうことが起きるのが日常だという意識を持てるようになってきたと思う。こと車の運転をしていると、カンボジア人という奴らがどれだけ適当か分かるが

          PAIN & GLORY #46 心境の変化と現状の思うこと。

          PAIN & GLORY #45 強さ

          仕事に忙殺される日々の中で、中々まとまって腰を据え文章を書く時間が取れなくて、このコラムも久々の更新になってしまった。 しかし現状はかなり良くなってきている。今月でカンボジアに来て丸半年。自分でいうのもなんだが、正直来る前の自分とは別人になりつつある気がする。それは一言で表すなら"強くなった"のではないだろうか。 というのも、カンボジアでは強くないと生きていけない。それも日本における"強い"とはレベルの違う強さだ。昔から自分のことを知ってくれているなら分かると思うが、日本に

          PAIN & GLORY #45 強さ

          PAIN & GLORY #44 没入

          最近このコラムに書く内容が、限りなくカンボジアと関係なくなってきている。ネタが尽きているわけではないが、感じたことを正直に綴ろうと思ったときに、最近はカンボジアだからとかそんなふうに感じることが少なくなってきたのかもしれない。生活にも、この国の人々の扱いにも慣れてきたのかもしれない。 そうなってくると   "自分がカンボジア人化していないか" というところに話の論点が至る。これはボスからも常々言われていることで、自分も常に意識しているのだが、カンボジアに長いこといると多

          PAIN & GLORY #44 没入

          PAIN & GLORY #43 旅とは。

          ふと考えた事がある。今の自分は旅をしているのだろうか。 辞書で"旅"の定義について調べてみると  "住む土地を離れて一時他の土地にいること" と出てくる。その定義に沿って言えば、自分は今旅をしていないことになるだろう。だが本当にそうだろうか。   "人生とは旅であり、旅とは人生である" この言葉は昔からよく耳にするが、最も記憶に新しいのは、サッカー元日本代表の中田英寿氏が、ドイツW杯を最後に現役を退く際の引退メッセージだ。 時小学3年生だった自分は、リアルタイムでテレ

          PAIN & GLORY #43 旅とは。

          PAIN & GLORY #42 ある程度の制限

          ある程度の制限があった方がいい、何事においても。 冒頭からいきなり倒置法になってしまったが、これは今ふと思ったことだ。例えばこのコラムもそうで"700-1000文字で自分の言いたいことをまとめる"という制限を設けることで、自分の頭の中で文章を常に校閲しながら書き続けられる。そうすることで、より皆さんが読みやすいであろう文章を書けている(気がする)。 学生時代、自分の通っていた高校は標準服もない完全な私服校だった。当時中学生の自分は、オシャレに目覚めるのが比較的早く、毎日取

          PAIN & GLORY #42 ある程度の制限

          PAIN & GLORY #41 仕事の話ができる人

          野村訓市さんのラジオのアーカイブがYouTubeに違法ダウンロードされている。お金のない自分は、後ろめたい気持ちはありつつそれで毎週楽しみに聴いている。 訓市さんの話は、よく耳を澄ませて意識を強く持って聴かないと、右から左に抜けていってしまうような感覚になる。それはラジオというメディアにおいては良い事なのかなと、最近は思うようになった。 紹介される楽曲は、日曜の夜にゆったりするのには最適なものばかり。おそらくカンボジアにいる4000人ちょっとの日本人の中で、聞いているのは

          PAIN & GLORY #41 仕事の話ができる人

          PAIN & GLORY #40 自信

          40本目の投稿。毎日ではないけれどこうやって定期的に発信を続けていて「いつも見てるよ!」と旧友やお世話になってる人から連絡もらうと、イイネの数だけでは測れないほどたくさんの人に目に触れている気がして、凄く嬉しい。 今日は日曜日だったが午前中にMTG1件、そのあとはカフェでデスクワークとしっかり仕事した。方向性が見えてきて、きっと今が頑張りどきな気がする。この時間を無駄にしないで、とにかくなんでも前倒しに進めていく。 という気持ちで迎える日曜日は、何か今までの自分から成長で

          PAIN & GLORY #40 自信

          PAIN & GLORY #39 向見ずにならない

          早起きして諸々やることを済ませて、コーヒー飲みながら日本でのイベントについてあれこれ考える土曜の午後。いやー有意義、すごい充実感。毎日早起きして、身体動かすに越したことないなーって、やった後はいつも思う。 やっぱり自分は、何かを企画してそれを成功させるために色々気を回して動くのが好きだ。でも絶対に譲れないのは、どんなイベントであっても       "必ず自分も楽しむ" ということだ。これを蔑ろにしてしまうと、どんな盛大な事をしてても途中で虚しさのようなモノが押し寄せてく

          PAIN & GLORY #39 向見ずにならない

          PAIN & GLORY #38 なんの話?

          今日は会社のMTGが終わった後、夕方ぐらいからトルコ料理屋で会社のメンバーで夕食をとった。馴染みのないメニューが多く、運ばれてきたメニュー全てわからなかった(そもそも知ろうという気もない)、次行ってもたぶん同じものは頼めない。 ただ物凄く自分好みの味だった。親父の故郷であるイランの隣国の食事、正直昔のトラウマで苦手意識があった。7歳で初めてイランに行ったとき、人生で初めての海外、母親と10日以上離れるのも初めてで、猛烈なホームシックに襲われたことは今も忘れらない。 そんな

          PAIN & GLORY #38 なんの話?

          PAIN & GLORY #37 あげまん

          今日は日曜日。朝から会社のメンバーと30キロのサイクリングをして朝食を取り、仕事の打ち合わせをして車を修理し、シャワーを浴びて14時半。なんとまぁ充実していることだろう。このコラムを書いた後は、レストランに行き昨日のフィードバックをしてからサウナに行こうなんて考えを巡らせている。 昨晩はまさにgood vibes partyだった。知人の紹介で知り合った彫師のKくんと酒を酌み交わした。熱帯夜に飲む生ビール美味しすぎて、5杯も飲んでしまった。 その後近くのルーフトップバーで

          PAIN & GLORY #37 あげまん