GIRLFRIENDが解散した。

誰それ？って人が大半だと思う。バンドだ。デビューから５年弱でまだ20歳そこそこのガールズバンド。レコード会社はavex、事務所はテレビ朝日ミュージック。万全の体制。だけど全くと言っていいほど売れなかった。そんなバンドが昨日をもって解散すると発表した。

彼女らとの出会いはYouTubeだった。彼女らがカバーした乃木坂46の“インフルエンサー”が突然オススメに上がってきた。サムネの女の子が可愛かったのでとりあえずクリックしてみたのが始まり。流れてきた音を聴いて、あまりのカッコよさ、上手さ、そしてビジュアルの良さに度肝を抜かれた。上手い、カッコいいし可愛い、全員歌える、これでまだ10代かよ。衝撃だった。

すぐさま調べると、近々デビュー２周年のワンマンライブがあるらしい。これは観たい、と思いチケットを取ろうとしたら、なんと本人たち自ら手売りするという。ハロウィンでごった返す渋谷で。ヤバい。なんか分からんが行かねばならない気がした。ちゃんとした予定をドタキャンして狂人でごった返す渋谷へ降りた。はたして東急の前、人の渦の中に彼女らはいた。チープな手作りのプラカードを持って声を張り上げていた。砂漠の花だと思った。年甲斐もなく緊張してようやく声をかけチケットをゲットした。不審者のような目で見られた気もしないでもなかったけどそれは仕方ない。本人からチケットを買えたのだ。推しと呼ぶには早いかもしれないが、とにかくその活動を応援できたのだ。