小俣勇一

美容師です。マンションの一室の小さな空間ですが、一人一人のお客様の居心地の良さを大切に…

小俣勇一

美容師です。マンションの一室の小さな空間ですが、一人一人のお客様の居心地の良さを大切に営んでいます。

最近の記事

【カメラは、撮る人を写しているんだ。】を読んだら、映画みたいな小説みたいな本だった。

まず、装丁に吸引力がある。めくるとツルツルの紙がてできて、次は少しボコボコした紙がでてくる。どんな中身なのか楽しみになる。 読み進めて感じたのは、本の厚さがあるわりに、軽さというか紙のやわらかさみたいなものが心地よくて、中身だけでなく外見も読み心地の良い本だった。 読みながら気になった言葉をメモしていたら、作中でカズトもそうしていた。 僕がメモしたのは以下のような感じだった。読んだ人によって響くポイントが違うのかもしれない。 そういえば、先日みた映画、PERFECT DA

    • 人は、誰かに何かを伝えたくて写真を撮る。

      【1/21幡野さんのワークショップにてメモ】 ・160km/hの豪速球でストライクゾーンにいれようとしない。 (=プロの真似事はしない。) 「うまい」ではなくて「いい」写真を撮ること、さらにストライクゾーンにいれることを目指す。 ・ストライクゾーンとデットボールを知る。 ・「プロの真似事ではなく考え方を変えること。概ね正解と明確な不正解を知ること。」 頭で情報として知っていても、実感できずにいて身になっていなかったこと。 これは今後に活きる1番の学びだった。 野球な

      • 子の心、親知らず。

        昨年古希を迎えた父は、小学校の少年サッカーチームのコーチをかれこれ25年近く続けている。 途中、母を看病して看取り、続いて祖母も看病して看取った。その時仕事も早めに引退している。それでも途切れ途切れになりながら少年サッカーとつながりはたもっていた。 実家には卒団していった子供達からの寄せ書きが置いてある。やや恐れられつつもそれなりに尊敬され、感謝をされているようだ。今はもう実際動いて指導はできないから顔役みたいなことをしていて肩書きは偉そうだった。 僕自身サッカーを観るこ

        • 『こんなふうに生きていけたなら』

          PERFECT DAYS 日比谷でやっていた先行上映に仕事終わりにすべりこんで観てきた。 まさに「こんなふうに生きられたなら」と思った。 役所広司さん演じる平山の、 時間を経て身についたであろう無駄のなさ。整然としているさま。やわらかさと鋭さと厚み。 世界に対して限りなく明瞭な境界線をもちながら味わいとやさしさが顔をのぞかせる瞬間にぐっと惹きつけられる。 東京がこんなふうにみえることもうれしくなった。光や色はずっとそこにあるものを違うふうに魅せてくれるからすごい。

        【カメラは、撮る人を写しているんだ。】を読んだら、映画みたいな小説みたいな本だった。

          「いい写真は誰でも撮れる」に参加した。

          いい写真は誰でも撮れる。 6月の終わりの晴れた日、写真家の幡野広志さんのワークショップに参加した。気がつけば1ヶ月経とうとしてる。あっという間だった。参加した後すぐ書こう書こうと思っていたのに結局、今に至る。書くのをやめようとも思ったけど、大事な体験をしたからやっぱり振り返って書くことにした。 このワークショップはいい写真を撮るために大切なことを、たった1日もかからないで教わることができる。そして写真をどんどん撮りたくなる。 圧倒的にこれまでよりカメラを持ち歩いて、写真をた

          「いい写真は誰でも撮れる」に参加した。