石巻 再生へ漕ぎ出そう


亀山石巻市長は2021年4月で退任の意向示す
6月市議会で高橋憲悦市議の市政考察質疑で
                                                               2020年10月
                                          ジャーナリスト相澤雄一郎


   石巻市選管は2021年4月25日に任期満了となる亀山紘市長の後任選挙を行うことを発表した。亀山市長は前回の3期目当選した1カ月後の5月25日、市長室を訪問した関西の音楽家ググループに「2020年度末に完成予定の複合文化施設を花道に退任する」と語った。平成29年5月26日の「石巻かほく」1面に「亀山市長、今期限り示唆」と4段見出しで大きく掲載された。4年間の任期があり、震災後、復興復旧など課題があるのにどうしたことかと市民を驚かせた。亀山市長に対しては市議会で復興住宅建設費3億4千万円上乗せ問題について「背任告発」されるなど無責任言動が批判されている。
2020年(令和2年)9月23日、石巻市議会第3回定例会一般質問で高橋憲悦議員(ニュー石巻)が「亀山市政の考察について」質問した。高橋市議は土井喜美夫市長時代総務部次長。亀山市長が土井市長を破ってから河北支所、遊学館などに4回転勤させられた。石巻高校卒、野球部活動もした。東日本大震災を河北支所で体験、児童救出にも携わった。市議会議員となって亀山市政を検討しようと2014年(平成26年)5月25日市議選で2527票の上位で当選した。平成30年5月28日の市議選で2期目。私が2016年(平成28年)9月、「病める『海のまち』・闇」を出版したが高橋さんにも疑惑の4年間について情報を聞いた。なかでも亀山市長のトップリーダーとしての行政行動は県から派遣された北村悦朗副市長を1期4年間で退任させるなど異常な点もあった。
 高橋市議は、市長選挙が行われる2021年4月は、新年度であり財政・行政について見直しが行われる。係長体制で職員を使うことが責任を明確になるなどと発言した。2021年度であり職員の配置、財政政策など見直すべきだ。亀山市政はグループ体制でやってきたが、係長体制ですることが責任を明確にするなどと述べた。亀山市長は特に反論もなく聞いていた。
 高橋市議の質疑で亀山市長は2021年4月で退任の意向を示した。文化センターに緞(どん)帳をなぜ設置しないのか。1億3,000万円の寄付金がある。市民の意向を聞くべきだ、と述べた。
首相は秋田県湯沢出身の菅義偉氏は私と同じ秋田県。ジャーナリストとして「おかしいことはおかしい」と書いてきた。湯沢高校教員には秋田高校、東北大文学部卒の友人がいる。参謀役の浅野石巻商工会議所会頭と亀山市長が国交付の復興復旧事業費1兆2,000億円を疑惑の中で使った実態はメディアで報道されている。石巻文化センターは総工費130億円で2021年6月に完成する予定。舞台の緞帳(どんちょう)は設置されるのか。担当職員に取材した。費用などで協議中とのことだった。私は議会を傍聴したが亀山市長は任期満了で退任すると見た。


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