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ブランディングとマーケティングの違い #D2Cのイロハ vol.01

自己紹介

こんにちは、森です。FABRIC TOKYOというアパレルD2CブランドでCEOを務めており、日々Twitter(@yuichiroM)や音声メディアstand.fmではD2Cブランドの情報やスタートアップの起業や経営について発信しています。よろしければフォローをお願いします!
noteでは主に質問箱でいただいた質問に答えていきます。質問やレター募集していますのでお気軽に投稿してください!

D2Cのイロハについて

さて、今回はTwitterで始めた#D2Cのイロハについてお届けします。
D2Cのイロハでは、ぼくが経営しているなかで学び、実践しているD2Cブランドビジネスの知識を体系化した内容をツイートしています。11月から1ヶ月ほど続けており、D2Cブランドに欠かせないブランディングやマーケティングその他のビジネストピックについての思考や手法を紹介してきました。

(言わずもがな)Twitterは情報拡散性に優れており、おかげさまでD2Cのイロハは、多くの方に見ていただきました。ぼく自身も皆さんのコメントなどで新たな視点や学びを得たりしています。
思ったより多くの反応をいただいているので、せっかくならnoteに一連の内容をストックしていこうと思い、D2Cのイロハはnoteに引き継ぐことにしました。

当面は、Twitterへの投稿内容を編集し、再掲するかたちになりますが、Twitterの投稿に追いついたらnoteで新しいD2Cのイロハを更新していこうと思っています。

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ブランディングとマーケティングの違い

#D2Cのイロハ初回は、意外と理解をしていない人が多い「ブランディング」と「マーケティング」の違いについて解説します。
また、ブランディングとマーケティングの違いについて理解するために、これらと近しい言葉である、「広告」と「PR」にも触れて解説していきます。

顧客を獲得する4つの行為

「ブランディング」「マーケティング」「広告」「PR」これらの目的は「顧客を獲得すること」という点で共通しています。これら4つの行為は何が違うのでしょうか。
こちらの画像を見ると、その違いがわかると思います。

画像1

参考:意外と知らないマーケティングとブランディングの違い|freshtrax

結論からいうと、マーケティングは自ら「私のブランドは素敵です」という行為です。これに対して、ブランディングは対象顧客にそう言ってもらうよう設計する行為のことを指します。

広告は、メッセージ性とフリークエンシーが鍵

広告は、テレビCMや交通広告などのマス広告からデジタル広告まで様々な手法があり、自らのブランドの訴求メッセージを何度も対象顧客にリーチさせる行為です。つまり、メッセージ性とフリークエンシーが顧客獲得の大きな鍵を握ります。

よくIT界隈で「自分のスキルはマーケティング」という人がいますが、この画像でいうマーケティングではなく、広告の部分のスキルのみを有する人が多いです。いわゆるデジタルアド運用の人ですが、マーケティング戦略立案まで任せようとしている場合は、採用後痛い目を見る羽目となるケースが多いので注意が必要です。

PRは、第三者による情報発信

PRは、第三者に「あのブランドは素敵です」と言ってもらう行為のことです。
これまでは、マスメディアがその役割を担ってきましたが、最近では、インフルエンサーが大きな影響力を発揮するようなりました。メディアにしろ、インフルエンサーにしろ、信頼ある第三者の発言は顧客の信頼を獲得します。
ブランド、対象顧客、そして第三者の三角関係を上手く設計したブランドが成長カーブに乗ることができるでしょう。

マーケティングは、自ら魅力を発信

マーケティングは、自ら「私のブランドは素敵です」という行為です。
大きな意味での「マーケティング」は、広告やPR、ブランディングを含むものとして使われることもあります。

ブランディングは、顧客が自ブランドを魅力的だということ

さて、肝心のブランディングについてです。
ブランディングとは冒頭で話した通り、対象顧客側からブランドを魅力的ですと言ってもらう行為です。しかも何となく魅力的と言われるのではなく、しっかりとした理由をもって魅力的だと言ってもらうことに意味があります。

ブランディングが機能するステージまで、当然ながら時間を要します。だからこそ早期に手をつけておくことが重要です。
マーケティング、広告、PRがDay〜Month単位の短期間の活動に対して、ブランディングはYear単位の中長期に効いてくる活動です。
スタートアップは、潤沢な資源(ヒト・モノ・カネ)があるわけではありません。その限られた資源の多くは、短期的な事業の成長に向けて充てられてるいます。そのため、ブランディングが疎かになってしまっているスタートアップも多くみられます。また、正直なところ、ブランディングはそのKPIも定めにくいです。

やはり、ブランド創業者が意思を持って中長期のためのブランディングを実践に落とすことが必要になります。


っということで、本日はマーケティングとブランディングの違いに関するお話でした。

引き続き、ブランディングをより実践レベルで経営に取り入れる方法も投稿していきます。

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