妄想話『地球号のあり方』(趣味ブログより転載)

近未来の地球号。三次元時代の常識は何もかも通用しなくなっている。日本がDSに支配されていた頃、女性から潔さを・男性から粘り強さを奪うような価値観を押し付けていたのではと思われる。
また、女性のオス化・男性のメス化を誘う行為もあったがそれらもすべてNGである。(いい意味で女性的な男性は女性人気が高いが)

女性は潔さを、男性は粘り強さを取り戻したこの時代。ある女性が男性に声をかけた。
女性:「こんにちはお兄さん。君、かっこいいね。突然だけど、一緒にお茶でもどうですか?」
女性から男性へのナンパである。
男性:「ごめんなさい。あなたとは付き合えません。」
男性は丁寧に断った。
女性:「わかりました。こちらこそ無理言ってごめんなさい。お時間ありがとうございました。」
男性:「いいえ。」
女性は潔く去っていく。このように、いい意味であっさりした女性も増えている。

別の話。ある男性がとある女性にモノづくりで教えを請いたいと思い何度も声をかけた。女性はしつこいと断っていたが、その熱意をある時受け入れ男性の申し出を受け入れた。
女性:「君は粘り強いんだね。その情熱には負けたよ。私は甘くはないよ。」
男性:「わかっています。これからよろしくお願いします。」
このように、いい意味で粘り強い男性も増えている。

ちなみに、レプリケーターなどを使って好きなものを手に入れる商店街のようなところもある。昭和時代のアーケード街のようなところが日本にはある。一方、どうしても異性が苦手な人も男女一定数いる。そんな人たち向けの、女性or男性専用ストリートもある。入り口には受付の人がいて、異性のお客は丁重にお断りしている。
これは、男性専用ストリートに間違って入ってしまった女性客のお話。
受付:「お姉さん。大変恐れ入りますがこちらは男性専用商店街です。女性の方のご入場はお断りしております。」
女性:「あら、そうでしたか。それは大変失礼いたしました。ぼんやりしていて、知らなかったとはいえごめんなさい。出口はどちらでしょう。」
受付:「はい、それでは私が案内しますね。 …こちらです。」
女性:「ありがとうございます。どうも失礼しました。」
女性は丁寧に謝り、受付の人に案内され退場した。このケースはあっさり引いたからよいが、中にはわざと侵入する者もいる。
ある女性専用商店街。老いも若きも賑やかに楽しく雑談や創作活動などを楽しんでいる。そこに若い男性がやってきた。
受付:「お客様、恐れ入りますがこちらは女性専用ストリートでございます。男性のご入場はお断りしております。」
受付の女性は、やや冷徹な口調で諭す。しかし…
男性:「いいじゃんちょっとくらい。かわい子ちゃんおがませてよ。」
男性は無理やり入る。と、テレポートでリザードマンのような宇宙人が現れた。
リザードレディ:「不法侵入行為で逮捕する!」
そのトカゲ姿の宇宙人は善良なリザードマンの女性で、地球のパトロール役も務めている。男性はリザードレディに手錠をかけられ、どこかへワープさせられた。
受付:「ありがとうございました。ごくたまにああいうのがいるのよね。」
リザードレディ:「嘆かわしいですね。銀河連合の人に矯正してもらいましょう。」
悪さをする者はだいぶ減ったとはいえ、まだ少し小さな悪意が残っているようだ。

これはとある漫画のレビュー。超能力で人や動物の幸せに貢献するという内容。
読者:「男性キャラは性格がそれぞれ個性的で魅力があります。ただ、能力面はちょっと…な感じです。女性キャラは優秀で頼もしいけど、オス化したのばかりで今の時代にそぐわない感じです。それに、男性的な女性キャラが女性にモテるという設定も前時代的な感じに思えます。」
メインの女性キャラが男性的な性格ばかりなこと、古臭い設定が合わないという辛辣な意見だ。男性陣がキャラは個性的だが頼りないのもウケなかったようだ。ちなみに、男性的な女性はこの時代ではむしろ男性人気がやや高めである。

前時代的な話はウケないことが多い。

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