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今言いたい言葉、Stop judging me!

Kevin's English Room「英語ではよく言うのに日本語に訳せない言葉」

ここに出てくる「Stop judging me!」という言葉がすごく印象に残っている。「私もこれ言いたい」と思ったからだ。
日本語で「物差しで測らないで」とか「決めつけないで」とか言えなくはないけど、あまり日常的な言葉ではない。Stop judging me!がどれぐらい日常的な言葉かは分からないけど、人を決めつけてはいけないという価値感が当たり前のものとして広まっているのは羨ましいなと思う。

私は小学生までかなりピュアな人間だった。人を疑うことを知らなかった。例えば、陰でこそこそと人の悪口を言うのを楽しむ人が居るなんて思いもよらなかった。加えて、人との関係にも興味が無かったので、クラス全員が全員と仲良くしたいと思っていると思っていた。

中学生になり、自分の考えが違うことに徐々に気付いていった。

  • 誰が可愛くて、誰がブサイクなのか

  • 誰がオシャレで、誰がダサいのか

  • 誰が自分のグループに入れても良い人か、そうでないのか

私が考えたこともなかったことを、みんなは考えていることを知った。

大人になった今はもう、性善説は信じていないが「みんな、他人の容姿や行動をすごくチェックしているんだな」とは思う。例えば、職場で、ある人がいつもはしている化粧をしていなかった時「あの人、今日は化粧していないね。何かあったのかな?」という話を振られることがある。これには、「今日はいつもより化粧が濃いけど、デートの予定でもあるのかな?何か知ってる?」というパターンもある。

私はオシャレには無頓着だし、普段からそんなにまじまじと人を見ていないので、よほど濃い化粧で無いと、すっぴんなのか化粧をしているのかなんて分からない。しかし、みんなはよく見ているんだなと驚く。

私は化粧をするのはあまり好きではない。しかし、大学生でバイトをするなら化粧ぐらいしないと、という誰の意見か分からない『常識』に合わせてするようになった。あまり好きではないので薄めにしかしないので、当時は、化粧をしてもしなくてもあまり変わらないと自分では思っていたが、「化粧しているんだね」「似合ってるね」など言われるので、自分では分からないけど周囲の人には分かるんだなと思った。

話を戻すと、みんな他人のことに興味津々だなと思う。特に容姿について。私は自信が無い方なので、容姿について褒めてもらえると嬉しいは嬉しいが、「しっかりチェックされているな」という緊張感がある。「Stop judging me.」という言葉があれば便利だなと思うし、そもそも、他人の容姿について気軽に言及しない雰囲気になれば良いなと思う。
また、批判的なことを直接言われることはほぼ無く、他人のことを聞くことが多いので、「Stop judging her/him.」という言葉があった方がいいかもしれない。