憧れだった逗子鎌倉エリアにお試し移住してみて
入社6年目の高橋です。
今回は、お試し移住をしてみて気がついたことをお話します。
不定期で開催される、わが家の夫婦会議。
「将来、どこに住んでみたい?」という夫の問いに、「いつか逗子に住んでみたい」と答えたことがきっかけで、あれよあれよと言う間に、窓から海が見える一軒家を1週間借りることになりました。
逗子鎌倉エリアへの憧れ
わたしの逗子への憧れは、大学時代のゼミの皆で、教授の家に遊びに行ったときがはじまりでした。視界いっぱいに広がる穏やかな海、みんなで登った家の裏山、教授に教えてもらった地域の話などから、いつか住んでみたい街の一つになっていました。
移住初日。強烈な坂に歓迎される
都内と同じ感覚で自転車で10分というスーパーに行こうとしたのが過ちでした…。車道も歩道もどちらも狭く、自転車の走るスペースがない。
そして何より悩まされたのが坂。電動自転車のペダルが重くなるほどの強烈な坂道に歓迎され、どうりで2台車が置いてある家や原付きが多い訳だ…と納得しました。
初出勤は、未知の往復4時間。
現在、総務関連の仕事をサポートしている関係で週1-2回程度出社しています。通勤時間は片道2時間、往復4時間。行きは電車を間違えないように必死で、わくわくしながら出社。帰りはなんとか座って帰ってきたのですが、会社を出て1時間を過ぎた頃から、とにかく電車に乗っていることに疲れてしまいました。
ただ、普段は違う景色やいろいろな人を見られて刺激になったのと、スマホを見れるスペースはあったので、通勤時間を勉強などにあてやすいメリットはありそうです。
もともと夫は家から会社が近くないと嫌だと言っていたのですが、やってみた結果、出社が週1程度の場合や、通勤時間が60-90分以内の場合なら意外と通勤できるかもしれないね、と選択肢が広がりました。
移住先輩夫婦から「もし出勤の制約がなかったら?」と聞かれて
「もし出勤の制約が無かったら、どこに住みたいの?」
大磯の方へ移り住んだ先輩夫婦と夕飯をごちそうになって、感想を話していたときのこと。この問をもらって、なんだかハッとしました。
今の生活を維持することが大前提になっていて、もしかしたら自分の望んでいることに蓋をしてしまっていたのかもしれない。そして、いろいろなところで、「そもそも」という前提を疑う思考が抜けていたのかも。最近悩んでいた自分の意見がわからないことの原因の一つになっているような気もしました…。
本当はどこに住みたい?を振り返ると
その場では自分の気持ちが見つからなかったのですが、今振り返ると通常よりもリラックスして仕事に取り組めた気がします。自然がそばにあることが、実は自分にとって大事な要素だったかもしれない。そういえば、自分の部屋の窓から見える林や空をぼーっと眺めているのが好きだったことを思い出しました。
そう考えると、都心を離れるのは、私にとってはアリになってきました。
システム開発のバグテストも他人にやってもらう
こうやって、人に会うことでふとした疑問をもらうことって、自分にとってとっても大事だなあと思います。
最近一緒に働いている先輩から聞いて印象的だった話があります。
「システムのバグテストは、通常開発者以外にやってもらう。なぜなら、開発者は自然と「Aと入力したらAと表示される」という仕組みの前提で考えてしまうから」
自分で「そもそも」を考えることも重要ですが、他の人に教えてもらう機会を持つこと、教えてもらえる自分であり続けることのほうが重要だなあと感じました。コロナになって人に会うこともかなり遠ざかってしまっているのですが、こういう機会を取り戻したいなぁ。
また、こうやって「お試し」という形で小さくチャレンジしていくことで、「できない」と蓋をしてしまっていることにもハードルを下げてあげる、あこがれを憧れのまま未消化にしないことも大事だなと思いました。
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