小林_ゆい_1

人を疑って生きるのなら騙されたほうがましだと思うんです。

今日、うちに初めての"お手伝い"さんがきた。

HANDY というニューヨーク発のスタートアップで
簡単にいうとお掃除してくれる人を探してる人と
お掃除で稼ぎたい人をマッチングしてくれる便利なサービス。

知人に
「来週お掃除してくれるひとがくるんだー」
と話した所、

「金庫ある?金目のものは全部隠しておかなきゃ絶対だめだよ」

と言われた。

金庫はないし、そもそもキャッシュも持ってない。
ハイブランドの靴やらカバンはそのへんに転がっているけれど、
まあ面倒くさいし何もしなかった。

お掃除屋さんは私のいない間にお部屋をそれはまあ見違えるほどに
ピカピカにしてくれて
もちろん何も盗まずに帰っていった。

ここはアメリカ。
ニューヨーク。

治安は日本より悪いかもしれない。
でもね私は常に人を疑って生きるくらいなら、
騙されたほうがマシだと思う。

もちろん私だってバカじゃないから。
いやバカだけども。
でもある程度の危機管理能力はありますよ。

HANDYが月に100万件利用されていてそのうち80%がリピーターということ
ニューヨークの地下鉄を広告ジャックしていること
資金調達を繰り返し順調に大企業へと成長していること

自分なりに調べたうえで、信用した結果なんだよ。

もしこれで何かあったとしても自己責任。
ゆいが悪い。
そうなった時に反省して
今度はもうちょっと入念に下調べをしてから信じることにすればいい。

最初から疑ってかかってたら
自分自身のことも信用できなくなっちゃうよ。


この話以外にもね、ゆいがもっと人を疑ったほうがいいって言われる話たくさんある。

例えば、今年のはじめにモロッコへ旅行へ行った際に
iPhoneを盗まれました。
7歳~10歳くらいの小さい子 約5人組に。

完全に危機管理能力のなさが原因。
モロッコってみんなが言うより治安悪くないじゃーんって
ブカブカのジャケットのポケットに携帯をいれていた。

でもね、iphoneが盗まれても全然悲しくなかったんだよね。

旅行中の思い出の写真がなくなったけど
自分で作ったお気に入りのiPhoneケースも失ったけど
まあ仕方ないって思えたの。

まず、自分が悪いし。

なんかもうどうせなら盗んだ子たちがあのiPhoneを高値で売って
おいしいごはんを食べれるならそれでいいやって思ったよ。
遠隔ロックしたからたぶん高値では売れないとは思うんだけど…

何より必死で一緒にiPhoneを探してくれたモロッコの人たち。

"モロッコ人を代表して謝る。
モロッコを嫌いにならないで"
と言ってくれた青年。

iPhoneを盗まれたおかげでモロッコの優しさを一層感じることができた。
だからゆいはiPhoneを盗まれて良かったとまで思う。

「もし全員がグルだったとしたら?」って友達に聞かれたけど
そうだとしても私はその事実を一生知らないんだからそれでいい。

そんな感じで生きたほうが楽だと思うんだけど、
どうかな〜?

もう1つだけ。私が人を疑わなくてよかったお話をします。

イーストヴィレッジを歩いていたら
ホームレスみたいな風貌の黒人のおじさんに日本語で話しかけられたことがある。

おじさん
「日本人デスカ?日本に6回行ったヨ!!」

怪しいなー…
でも英語の練習になるしお話してみよーっと。

ゆい
「え~?どこ行ったの~?」

おじさん
「ヒロシマオカヤマフクシマ!!」

ゆい
「・・・え!?ニッチ!東京じゃないんかい!めっちゃおもろいやんけ!」

ということで、とりあえずFacebook交換してみたら

ホームレスのような風貌の彼は
めちゃくちゃ有名なハイチ出身のミュージシャンだった。

アメリカでもTV番組に出ててその動画が100万再生されてるような人。
今後ニューヨークでライブをする時は招待してくれるって。

人を疑わないおかげで何も知らずに悪い人って決めつけて無視してたら
出会えないような人と出会えたりもする。

やっぱり勝手な決めつけで疑って生きるより
とりあえず信じてみたほうがずっと楽しい。

そのほうがずっと生きやすい。

そして、周りにも信じてもらえる人間でいられると思うのです。

もちろん、最初に書いたとおり自分なりの分析と判断は必要ですよ。
誰彼構わずついていってもいいと言っているわけではないですよ。

ふぅ。

今日は上手にまとめられなかったな。
note絶賛勉強中。

でも、この記事を読んで何かを感じてくれる人がひとりでもいたら
ゆいはとってもとっても嬉しいです。

おしまい。

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