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どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話②

どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話①  の続きです。

私に黙って会社を辞めて(←これは本当に言ったつもりだったらしい。嘘をつく人ではないので信じる)
イケメン王子様だったはずの旦那はいつのまにか田舎の無職ニートになりさがった。

だけどね、彼はいつでも優しくて心が海のように広かった。

少し時系列がずれるけども…

Siriが会社を辞める半年ほど前、私はどうしても専業主婦が嫌になった。

どんなに家事をしてもおいしい料理を作っても褒めてくれるのは旦那だけ。

Siriは優しいからいっつも

「おいしいねゆいちゃんの料理は世界一だね。」
って言いながらイ◯ンの惣菜コーナーで買った45円のコロッケ食べてくれてたけど。

「それ、イ◯ンのだよ!ゆいが作ってないよ!」って言っても、

「でも温めてくれたでしょ。やっぱり家族で食べるご飯は最高ですね。」
って言ってくれたけど。

それでも私は専業主婦が耐えられなかった。
自分の存在価値がわからないし、とにかく家事が苦手だし。
そもそも家事なんてクソだるい重労働なのに、それに対する賃金が貰えないことに理解が出来なかった。

だから泣いて暴れてもう東京に帰りたい!とわめいた。
自分から喜んでついてきたというのに。

Siriのせいでゆいは不幸だ。
Siriのせいでゆいの人生はめちゃくちゃだ!って当たり散らした。

本当に性格悪い。

そんな私に一切怒らず、Siriは衝撃的な言葉を発した。

ゆいちゃん。
家事をして欲しいなんて誰が言った?
僕は家政婦と結婚した覚えてなんて無いよ。
今日から家事なんてしなくていい。
ゆいちゃんが好きなことをして笑っていることがぼくの一番の幸せなんですよ。

泣いたよ。大泣き。
私、ヒモみたいな男としか付き合ったこと無いから←再

こんなに優しい人が世の中にいるのかと感動した。

奥さんって家事しなきゃいけないもんだと思ってた。
養ってもらっているぶんの対価を示さなければいけないと思っていた。
でもそうじゃなかった。

Siriのそばにいるだけで私には充分価値があったんだ。

Siriのおかげであんまり好きじゃなかった自分のことを好きになれた。
こんな性悪のちんちくりんのことを愛してくれる人がいるなんて、本当に本当に嬉しかった。

そしてこの日から、本当に家事をやめたんだ。

家事をしない奥さんと
仕事を辞めた無職の旦那

そんなわたしたちがニューヨークで暮らすことになるなんて。

沖縄行きが決定したときも宝くじに当たったくらい嬉しかったけど、
今度はSiriは憧れのアメリカにゆいを連れて行ってくれたのです。

その話はまた次回…

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