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どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話④【完結編】

過去記事はこちらから↓

どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話①
どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話②
どう考えても最高な旦那と結婚して4年が経った話③

今回は完結編。
ニューヨークへ来てからのSiriとゆいについて書きたいと思います。

「物怖じしない性格だから、すぐ英語を話せるようになるよ」
たくさんの人にそう言われてこの街にやってきた。

だけど、現実はそううまくいかず。
想像以上に言語の壁は大きくて、私は外に出ることすら怖くなってしまい引きこもりになってしまった。
ストレスなのか悲しいことなんてないのに涙が止まらなくて1日中ベッドで過ごすこともあった。

そんな私のことをSiriはずっと気にかけてくれて、カウンセリングにまで連れていってくれた。

ある日Siriは言った。
「ゆいちゃん。東京に帰ろう。」

Siriは夢があってニューヨークへ来た。
ゆいは大好きなSiriの夢を叶えたくて一緒に来た。
それなのにゆいのせいで日本へ戻るなんて。

でもSiriは
「僕にとって一番大事なのは家族だよ。家族が幸せじゃないなら夢なんてどうでもいいよ」

と言ってくれた。
そして、自分の都合でここまで連れてきて苦しませてしまっていると謝った。

Siriと出会ってから今までのことが走馬灯のように蘇ってきた。

自分に自信がなかった私をいつも褒めてくれた。
いつも私のことを一番に考えてくれた。
ときには厳しく叱ってくれた。
ゆいの悪いところもたくさん教えてくれた。
どこへ行くのも一緒だった。
楽しいこと、たくさん一緒にした。
あんなに自分のことが大嫌いだった私に自信と希望を与えてくれた。

だからゆいは東京に帰っちゃいけない。
Siriの夢を叶えるためじゃない。
これは自分のためだ。

この出来事があって、語学学校へ行くことに決めた。
ニューヨーク市が開催している無料のESL。

この話は今回関係ないから端折るけど、ここにはゆいと同じくらい英語が話せない人たちが世界中から集まっていた。
ひとりじゃないんだ!って思えて。
うれしくてうれしくて。

はじめての授業の帰り道、スキップして帰ったのを覚えてる。

学校に通ったおかげであっという間にニューヨークに慣れてこの街が大好きになった。
単純ね。

相変わらず私は沖縄にいた頃と同じで家事をしていない。
相変わらず感情の起伏が激しくていつも家でも騒いでいる。

そんな私もニューヨークで起業した。

沖縄のど田舎でたった一人で書き始めたブログが数年後にニューヨークで数人のアシスタントと共に立派なビジネスになっているなんて。
誰が想像しただろう。

私のことを「才能がある」「運が良かった」という人がたまにいる。
才能があるか、運が良かったのかはわかんない。
そんなの誰にでもわからないでしょう。

でもね、そんな言葉で片付けられたくない。
こうして私が好きなことをして会社を作ることができたのはSiriのおかげ。

一般的な「奥さん」の定義にとらわれずに、私のやりたいようにやらせてくれたおかげ。

本当に本当に最高の旦那。
ノロケでもいい。旦那バカでもいい。
旦那依存だと言われたこともある。それでもいい。

胸を張って言いたい。
「うちの旦那はどう考えても最高だ!」

Siriへの恩返しは
いつもハッピーでいること。
ゆいが笑っていることがSiriの幸せ。

だからゆいはこれからも好きなことをして生きていく。
たくさん笑って生きていく。

最高の旦那と共に最高の人生を歩んでいく!

おしまい。

【あとがき】
はじめて、シリーズ化したものを最後まで書けたー笑
いつも旅行記を書いていても途中でやめちゃうのに最後まで書けて嬉しい♡
誰が読んでいるのかわからないし自己満な文章ですが、誰かがどこかでプラスな何かを感じていたら嬉しいです。


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