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英語ができることより重要なことって?

雨の日。
ハノイはベトナムの首都でありながらも見どころが少ない為、我々のように2週間も滞在する旅人はかなりレアだ。そもそも、ハノイに用はない。笑
次の目的地ラオスに行く為に、まぁ物価も安いことだし、ゆっくり滞在してみようかと言うノリだ。

見るところがないからと、ホテルに引きこもり続けるのも性に合わない。今日はスタバで過ごそう!

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キンキンに冷えた店内で甘酸っぱいハイビスカスティーを飲みながら、スペースの広いソファに腰掛ける。スペイン人の友達、サンドラにスペイン語で連絡を取る。

2時間ほどやりとりは続いたが、新しい単語を使い、今まで知らなかったカルチャーや相手のことをさらに深く知る時間。私もサンドラも地球の反対側に位置していながら、カルチャーの交換を楽しんでいるのだ。本当にありがたく幸せを感じる。

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よく旅をしていて出会う日本人には「英語話せるんですかー?」、
旅先で出会う海外の人には、「あなたどこで英語覚えたの?」と聞かれる。

いつも返答に困ってしまうが、英語はひとり旅を続けているうちに身についたもので、いつここで学んだから話せるようになりました!ってのはない。いつから話せるようになったか自分でも記憶が定かでないのだ。笑

思うに重要なのは、言葉ができることよりも、どれだけ好奇心を持ってコミュニケーションを取る気持ちがあるかだ思う。だって国際恋愛をしている人の語学習得スピードは尋常じゃない。笑

積極的に伝え合いたい気持ちがあるかないかで、語学のスキルは格段に変わってくるんだろう。

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履歴書に誇らしげに書けるトイックの得点に満足するだけの人よりも、わかる単語を並べて、全力のジェスチャーでコミュニケーションを取っている方が実際にも楽しいし、前者より後者の方が言語の習得が早いのは事実だ。

私自身、アメリカ英語が身についたことで、好奇心とフラットな人付き合いのカルチャーが身についたことを体感している。

スペイン語も今学んでいる最中だが、それまでよりも熱のある生き方が身についたように思う。

その熱とは、例えば、夕食時のバルに行ったり、バルセロナのカンプノウスタジアムでサッカー観賞をすると、誰もが感じるだろう。メッシが出場しているからでもなく、サッカーで盛り上がるからでもない、スペイン語だからこそ表現できる情熱があるのだ。

言葉は一度身につくと、自分の中にその語圏のカルチャーや感性が身につくように感じる。

「勉強」などと気張らずに、好奇心も持って興味のあるカルチャーを自分に取り込めるツールと思えたら、気楽にトライできるのではないだろうか。

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