見出し画像

今話題のNATOについて考えてみる。

皆さんは、NATOという言葉を知っていますか?

北大西洋条約機構ではありません。

今、途上国を中心に起こっている現象を表したものです。

“ No action to observe “
「経済活動をせず、現地を訪れる」

今、世界的にも社会課題の解決という視点が様々な場面で取り入れられ、CSRやCSV、SDGsなどの言葉が広まっています。

そんな中、世界の社会問題(特に途上国の社会問題)を解決しようと立ち上がる組織は世界的に増加しています。

しかし、彼らの多くは途上国の現状把握に注力します。「今、現地で何が起こっているのか」「彼らが必要としているものはなんなのか」自分たちが今後活動をしていく上でそれはとても重要です。

でも、その活動の中で、彼らの対象としている国に対してお金を払ったり、ましてや、困っている人にお金を渡したりすることはありません。あくまで、現状を把握する視察に留まるのです。

そんな自体が横行し、現地ではこのような活動に対して、NATOという批判がなされています。

現地の人々が視察の対象になるだけの訪問を、よくは思っていないようにも感じます。


見に来るだけであれば、お金を落としていってほしい。


そんな気持ちがこのNATOには現れていると感じます。


国際協力を取り巻く数々の活動が、どれほど対象の人々にメリットがあるのか。自分中心の活動になっていないか。今一度、国際協力について考える必要があるのではないかと思います。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?