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「100万人」から見る光と影

100万人

この数字ってなんだと思いますか?
色々あるとは思いますが、僕は伝えたい100万人は、1994年4月6日から100日間のあいだで記録された数字です。


何か?


ルワンダジェノサイドによって、殺害されたとされる人数です。(この事実を報道する立場やメディアによって数字がバラバラで明確な人数が出ていないことは確かですが、ここでは、ルワンダ政府の発表する100万人と言う数字を用いています。)


数字もさることながら、重要なことはこの数字のほとんどが、ルワンダ国民による殺し合いであったという事です。

今の日本で、国民が殺し合うということが想像できるでしょうか?


たった100日間で100万人。
1分間で7人が殺されてしまうと言う状況が、20年前にルワンダで起こっていました。

打って変わって
今のルワンダについて、皆さんはご存知ですか?


この写真は現在のルワンダを写したものです。

先ほどの話を聞いてイメージした状況と同じでしょうか?

今、ルワンダは2020年に現在のシンガポール(新興国)になると言う宣言のもとICTを駆使して、目覚ましい発展を遂げています。

世界各国から注目を集め、アフリカ国内における起業のしやすさランキングもモーリシャスに次ぎ2位です。

しかし、先程言った虐殺の歴史があったことは事実です。現在のルワンダでは、その歴史はタブー視されていて、深く彼らにその事を聞くことが非常に難しいです。

それでも、やはり目覚ましい発展に至るまでに少なからず影となってきた部分もあるのではないかと考えます。

実際、なぜここまでルワンダが発展してきたのかを考える時によく言われることとして、カガメ現大統領の政治力があります。

虐殺後のルワンダを現在に至るまで、統制してきた人物です。彼の評価もまた立場によって違いますが、大きく英雄と捉える人と、独裁者と捉える人の2つがあると思います。

ルワンダが虐殺後、大きく発展し経済レベルや教育レベルが向上した事実はあります。しかし、その裏に強制的な統制や規律などが存在するのも事実です。

どちらが正しいのかではなく、実際に現地の人がどう考えているのかを汲み取る必要があるのではないかと思います。

日本も戦後から20年程度で高度経済成長期に入り、現在に至っています。

似たような境遇にいるルワンダに、発展のその仕組みを考えることで、国の再建に必要な要素を考察する良い機会なのではないかと思います。


そんな訳で、僕は今そう言った観点も含め、国際協力と言う視点からルワンダ考えるための国際協力ツアーを企画しています。

ご興味のある方は是非ご連絡ください!


最後まで読んで頂きありがとうございました。



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