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わくわくする事

子供のころから布と針と糸が好きです。
初めての針仕事はフェルトで作るマスコットでした。
何を作ったは覚えていないけれど、母から借りた裁縫道具で自分なりに作り上げ、思い通りに、きれいに作るのは難しいものだと思った記憶があります。
小学3年生の時、2つ年上の兄が学校の家庭科で必要だからと「裁縫道具」を買ってもらいました。
私にはその全てがキラキラして見えて、早く5年生になりたいと思ったのを覚えています。いざ5年生になり買ってもらった裁縫道具は私の宝物となりました。

そう、宝物。今でも当時の裁ちばさみが現役の1番手として君臨しています。ヘラとリッパーも現役。
残念ながら糸切ばさみは2番手に、針は曲がったり錆びたりしたので当時のものはもう残っていません。
5年生の家庭科の授業で先生から教えてもらった「裁ちばさみで布以外のものを切ってはいけない」という事を忠実に守ってきました。
布以外を切ってはいけない理由は 布用のはさみで紙を切ると布の切れ味が悪くなるから という理由でした。「裁ちばさみって特別なんだ」と納得したのです。

わが子達も同じ様に小学5年生で裁縫道具を買いました。
進化した裁縫道具は収納に優れていて、持ち運びしやすい形です。
子供の新しい裁縫道具も私にはキラキラして見えました。

人にはそれぞれ直観に響くものが違います。
私にはいくつかある響きの1つが裁縫に関するモノたち。

平面の布を切って、縫い合わせることで立体が出来ます。これって凄い!
その立体を作るための道具はどれも考えられていて、その道具がなければ仕上がりは雲泥の差になるような優秀な働きをするものが多々あります。
布も素材や柄合わせ、縫い合わせで全然違う印象のものになります。
その全てにわくわくするのです。

皆様は自分に響く、わくわくすることがありますか?
特別な事ではなく、ごく日常に。
他の人に理解できない事でもいいですし、誰にも話さなくたっていい。
あるのなら、是非その直感を大事にしてほしいと思うのです。

自分の直感を信じて、好きだと思えることにたくさん触れて、そして、それを楽しんで欲しいです。
わくわくは自分への栄養で、元気になれると思います。
自分が元気で居られたら、きっと周りも元気になる。
周りが元気になったら、自分ももっと元気になれる。
そんな風に居られたらいいなと思います。


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