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an excuse はクローズ。僕は死ぬ。

今日をもってan excuseは概念消失。僕は死にます。その経緯を話します。

an excuse は僕の一部であった。僕にとってはブランドとは、感情、人格の一部を移植し、育てていく。そんな感覚でやっていた。

an excuse は死んだ。僕がan excuseを殺し。昔の僕はもう死んだから。

an excuse は”僕らを繋ぐ曖昧な口実”を作りたいと始めたものだ。

”昔好きだった人がコーヒー好きだった”隣にいる曖昧な理由が欲しかった。たったそれだけの理由で始めた。だから、an:1つの・excuse:口実 という意味だ。あの頃の俺は本当に絶望していた。一人だと思っていた。愛されないと思っていた。人間が嫌いだった。

社会になんてカウントされていなかった僕は死んでいたも同然だったんだ。

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最終列車、2時京都発。青春18切符で渋谷に向かった。熱海を過ぎた辺りで、コーヒーブランドを作る事を決めた。それが、ちょうど1年前。

Dec.
輸入する豆を見て回る為にフィリピンはミンダナオ島へ向かった。この時には、an excuseのアイディアなどなく、見切り発車だった。

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帰国数日前、an excuseをフィリピンで着想したのだ。高校時代からの友達、デザイナーnonにフィリピンから急いで連絡し、ブランド作りを開始した。僕は興奮していたのをはっきり覚えている。

Feb.
ブランドの哲学、ビジュアルを作り、リリース。僕の初期のプロダクト案。ひどいwww

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ビジュアル等は、デザイナーのnonが作ってくれた。僕のイメージを完璧に具現化してくれた。

あんえく改

pop upイベントを行う。もの凄い人が来て行列になった。

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Apr.
GW期間限定で実店舗を行う。ここの結果次第で、この後、店舗をどうするか考えていた。連日たくさんありがとう。

Jun.
an excuse アパートを渋谷駅前にリリース。物件の契約が決まったのが、リリースの数日前。リリースは店舗開始の1日前と全てが急だった。僕1人でやっていたので、家賃のリスクとかを考え、胃が痛い日々だった。ダサい話、消費者金融にお世話になった。渋谷駅前店は、”僕らの小さな宇宙”をコンセプトに作った。コンセプトを体験に落とし込む事ができ、出来は順調。リリースのツイートは約20万人に届き驚いていた。

アパート看板

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1Fと2Fと外にも溢れかえる日もあった。

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Aug.
トーキョーシナプスを恵比寿駅前にリリース。深夜の時間にだけ開く、コーヒーカクテルの店。コンセプトは”東京と僕の接合部”。2つ目の拠点を1つ目から2ヶ月後に持つというスピードだった。変な時間帯にも限らず、多くの人が足を運んでくれた。

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この時からだろうか。愛してる恋人、仲間、先輩、場所が出来、僕は世界をちょっぴり好きになった。an excuseは僕の為に作ったブランドだ。だから、僕が満たされた時点で、an excuseは余命を迎えていた。その瞬間。このブランドの成長は無くなるって思っていた。元々、終わる前提で始めたブランドだったんだ。

君が生きる意味が分からないと泣いた日。
君をどこにも連れて行けなかった。
そして、an excuseを殺す事を決めた。

リリース文 改_アートボード 1

さようなら。
愛してくれてありがとう。
近い日に、また目の前に現れます。

店舗は渋谷、恵比寿共にクローズ。
オンラインストアに関しては今のお客さんには対応させていただきます。

これに伴い、故an excuse の告別式を開催させていただきます。
日時は来週の土日、渋谷店か恵比寿店でやります。追って報告します。

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幸せに表現し続ける 僕は自殺しないKurt Cobain





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