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パスポートは代用不可能

書くのを一度おやすみすると、何書いていいかわからなくなりますね。
続けることと同じくらい、復活するのって難しいなと思います。

今日は、大学時代の友人と久しぶりにランチを。
卒業旅行楽しかったよねなんて話してたら、当時の悪夢を思い出しました。

彼女を含めた数人で、私たちはロンドンへの旅行を計画しました。
スケジュール・食事・ミュージカル…と、各自で役割分担をして準備するという、綿密さ。
はじめてのヨーロッパに、それはそれは心躍らせていました。

前日の夜、私は意気揚々と荷造りに取り組みます。
音楽をかけて歌っちゃったりして。大層浮かれていました。
飛行機で寝られるように、睡眠不足ぐらいがちょうどいいよなと、のんびり準備。
そして、深夜2時をまわったあたりで、荷造り完了。
あとはパスポートやガイドブックを手荷物につめるだけでした。

やっと終わったーって呑気にパスポートを探します。
あれ?いつもの引き出しに無いぞ。あ、先に鞄に入れていたんだっけ。
いや、ここにも無いな。

・・・・。
・・・・!

わあああああああああああああ!

事実に気づいた私は、深夜に絶叫しました。
私のパスポートは、「インド大使館」にある。

というのも、ロンドンから少し時間をおいて、インドも旅する予定でした。
インドに入国するには、ビザが必要です。そのために、パスポートを大使館に預けていたんですね。預けたのは2日前。ビザの発給が完了すると、自宅まで郵送される手筈でした。

この事実に気づいた瞬間、もう目の前が真っ暗になりました。頭の中は真っ白。
慌てて「パスポート 代用」「パスポート 紛失 渡航」で検索するも、解決策が出てくるわけもなく。深夜に大使館の電話が繋がるわけもなく。

インド大使館は三田で9時オープン。ロンドン行きの飛行機は羽田空港で昼発の便。
うまいことその場で返却してもらえれば、ぎりぎり間に合うかも・・・!

というわけで、朝イチ突撃大作戦に希望を託し、ひとまず寝ることにしました。

以下、必死さの伝わるライン(原文ママ)

夜遅くにごめんなさい。とんでもないアホやらかしました。
インド旅行のビザを取るために大使館にパスポートを提出していることに今気がつきました。9:00から大使館空いているので、それに合わせて大使館に行って、パスポートの返却が可能か問い合わせてみます。返却可能ならそのまま空港向かいます。だめだったら、返却日によっては別便で後から向かいます。ただ、ミュージカルとアフタヌーンティに必要な資料を持っているので、どっちにせよ空港には行きます。現在こんな状況です。ほんとごめん。


翌朝。
心臓をばくばくいわせながら、インド大使館に突撃。
ただ、9時オープンのはずなのに、9時前に空いてるし、人は並んでるし・・・。

大人しく並びました。やっと順番がきて、担当のおばちゃんに切々と訴えました。
3日前にビザを申請したが、今日からパスポートを使うことを忘れていた。返却はできないだろうか、と。

おばちゃん、すごい怒る。そんなん、ちゃんと管理しなさいよ。3日前なら、きっともう郵便局に出しちゃってあるわよ。一応探してはみるけど。
メンタルボロボロの私に刺さる刺さる。泣きそうでした。

おばちゃん、もどってくる。やっぱり無かったわよ。郵便局に行ってみなさい。
ああ、絶望。郵便局行ったとして、飛行機は間に合わないな・・・。終わった。

そしたら、奥からおじさんでてきて、・・・・あったぞ!!!

うおおおおおおおおお!
なんと、郵便局に出す分としてまとまって別なところに置いてあったそうで。
郵送直前にぎりぎり立ち会えたようでした。あっぶねええええ。

というわけで、無事にパスポートをゲットし、羽田で待つ友人達の元に合流できました。
案の定、友人たちには爆笑されました。
人生で3本の指に入る、ぽんこつ案件だろうなと思っています。
ロンドン旅行めちゃめちゃ楽しかったです。行けてよかった。

パスポートを預ける時は、みなさんもお気をつけください。

#ロンドン #パスポート #ぽんこつ  

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