見出し画像

2013年 5月の日記 1

浮世企画「磁界」が無事に終了いたしました。
なにから書けばいいんだろう。ほんとうに、このタイミングであの役を与えてくれた、浮世企画主宰の今城文恵(以下、マギー)には心から感謝、感謝、感謝、三回いっても足りないくらい、感謝。

わたしは二十代の頃、「ちょっと虐げられてるけど笑ってやりすごす、ガッツのある女の子」みたいな役が多くて、あて書きしてもらったうえでいつもそうだから、何度も繰り返してくうちに、ちょっと「もういいよー」って思うことがあったのも事実で(二十代後半から客演も増えて、今までやったことない役柄もやらせてもらっていたのだけれども)。

 今回、「虐げられても笑ってやりすごしていたが、やっぱり嫌だったので、そこから解放されて自由になる」なんてことをやらせてもらって、ほんとうに、ほんっとうに、「わー自由になったー」って思えました。
 人間ってやっぱり臆病だから、「飛んでいいよ!」っていわれても、びくびくしちゃって飛べないもんなんだな、っちうのを稽古初期にものすごく感じたりもしました。自分が飛べるかわからなかったし、飛んだらどうなっちゃうかわかんなかったし、飛んだ姿が無様だったら嫌だ、とかも考えちゃって、全然だめだった。 の、に、マギーは
「大丈夫です、唯さん面白いです、できます」
って根気よく稽古してくれてさ。周りの役者さんもみんな優しくてさ。やっとこ、なんか、自分アップデート終了、みたいなモードに入れて、そっからの本番で、毎回逃げたくなるほど怖かったけど楽しかったです。
 共演した人たちみんな大事だな。ありがとうございました。
 実は半年くらいお芝居を休んでいた(コントや映像はあったけど)のだけれども、復帰(?)がこれでよかったなー。
次は京都でアフタートークします。関西のひと、5/27に会いましょう。
--------------
*追記*2018/8/19
新宿眼科画廊にドリームキャストが大集合した「磁界」。
浮世企画主宰の今城さんとも長いつきあいになりました。
自分は不器用ですから、たくさんの人と親しくすることができず、この世界に長くいるわりにはたいして顔も広くなってないのがコンプレックスだったのですが、こうして振り返ってみると、大切なひとが増えていってるのが感じられて嬉しいです

#日記 #ふりかえり #2013 #2013年 #山脇唯 #演劇 #小劇場 #浮世企画 #今城文恵 #塩で酒を呑む

日記が好きなので書き続けているわけですが、読んで、面白がっていただけたら、それほど嬉しいことはありません。いつもありがとうございます。