IPA試験(午前)の解き方

概要

IPA試験の午前は4択問題である。

本記事ではこの4択の攻略法について記載する。

しかし、本記事ではIT技術に関することは記載しない。それらは参考書を買って読んでほしい。

この記事の内容を結論から話すと、本記事でお勧めする攻略法は「明らかに間違っている回答を探せ」である。

それらについて本文において詳しく記載する。

また、本記事はIPAの試験に限らずあらゆる4択問題に応用可能だと考えている。

合格点60の条件

IPAの試験午前は60点以上が合格の4択問題である。

そのため、当たり前ではあるが適当に回答した際は、25点前後となり合格することはできないようになっている。

しかし、逆説的にはITについて何も知らない人がテストを実施しても25点は確実に得られる。正確には「回答がわからない問題の25%」が得点として加算されてしまう。

ここで正確に60点の条件を計算してみよう。

100点の内、自力でN点確実に正解できる場合、残り(100-N)点は「わからない問題」である。しかし、この「わからない問題」の25%は正解になる。

そのため合計得点はN+(100-N)/4となり、この得点が60になるには、N=46.3...となる。

つまり、事実上、IPA午前の試験は47%の問題が確実に正解できれば合格できる計算になる。

では、この必要な%をさらに下げる方法を考察しよう。

確実な間違えを探す

4択問題を多く解いた人であれば、4つ全ての選択肢で悩んだ経験はかなり少ないはずだ。

問題の意図がほとんど理解できない問題でさえ、4つの選択肢の中には明らかに誤った回答が含まれていることが多い。

ここで確実に4択の内、1つ間違えがわかる能力を君が得られたとしよう。

それを先ほどの計算式に当てはめてみる。

60=N+(100-N)/3

N=40

4割の問題が解けるだけで合格点60点の問題が解けてしまうことになる。

仮に、全ての問題で選択肢を2つに絞れるなら2割の問題を確実に解けるだけで合格点に達成する。

ここでのポイントは「間違えを探す」という点だ。

一般的に「確実な正解」を探すことより「明らかな間違え」を探すほうが容易い。

正確を選ぶためには問題文に適合した回答を見つける必要がある。

しかし、明らかな間違えを見つける際は、4つの解答欄それぞれに理解している内容があれば、その数だけ不正解を見つけられる。

極端な話、正解はわからなくとも、3つの不正解を見つければ正解と同じなのだ。

何をすればいいか?

参考書の用語を覚えるのが一番早いだろう。

ただ、1つ1つの用語の深い理解は必要ない。例えば「FTP」という単語を聞いて、それが何に使われるものかおおよそ理解できれば「不正解」を見つけるのには十分だ。

まずは参考書内の用語をある程度理解し、過去問から不正解を見つける訓練をしよう。

それで確率的には合格率が大幅に上がるはずだ。

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