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専門家が知っておくべきSNS活用の基礎

note2,500。
音声配信2,200。
Twitter8,700。

2023年6月現在、トレーニング指導の専門家として私がフォローしていただいている数だ。

アラフィフの1専門家としては、健闘しているといえる実績だと思う。

戦略として決して悪いことではないものの、広告など用いて意図的にフォロワー獲得に奔走したことはない。

やりながら微調整をしつつ、ぼんやりとしていたSNS運用を一つ一つ明確にしていきながら、10年ほどが過ぎた。

安直なTIPSではないが、専門家が情報発信を続けていけるための本質を知り、発信から実際の業務に対する恩恵を受けられるようになるまでに、知っておくべきこと。

7,000文字ほどの長い記事ではあるが、SNS活用の基礎の考え方の1つとして、情報をシェアしていこう。

情報発信の意味を改めて考えよう

専門職に従事している発信者が、まず最初に理解しておかなければいけないこと。

それは情報そのものが意味を持つ時代ではもうなくなっているという事実です。

私が留学をしていたのは1999年から2002年。その頃、何しにアメリカにわざわざ行ったかというと、生の情報を取りに行っていたというところが本当のところなんです。

一次情報として、そこでしか知らないというか、そこでしか手に入らない情報を取りに行くことに意味があった時代でした。

しかし、情報収集能力自体は大事ではあるものの、情報そのものは簡単に入手できる時代に変わってきた。これは大きなゲームチェンジです。

それまでと違い、自分の持っている情報をある種「もったいぶって」というか、有償じゃなきゃ絶対に嫌だというような感じで、控えていてはいけない。

かといって、すごく貴重な情報全てを無料公開したからといって、あふれる情報の波にまぎれて、結局たくさんの人がありがたがってくれるわけでもない。

何の考えもなく、無料で良いものを提供していれば評価してもらえるはずだとか、理解してもらえるはずだとやってしまって、自分が疲弊してしまうことになっては意味がない。

本当に貴重で、それだけの価値があるものを無料で提供し続けることによって、その業界全体の価値を安くしてしまうという可能性があることも意識しておく必要もあります。

この辺のバランス感覚というのはすごく難しい。

有益な情報ただGIVEするだけで終わってしまうというか、持っているものを全部出して良い情報でしょ!とやっている人も見受けます。

でも大きな意図や目的というか、それなりの戦略みたいなものがなければ、自分にとってのキャリアや仕事に繋がっていかないのは、よく考えてみたら当たり前ですよね。

どういった配信をしていくことによって、その先の自分のお仕事につなげることができるかとか、自分の価値を知ってもらえることができるかということを考えた上で、情報を発信していく必要があるんです。

配信プラットフォームは複数持っておく

配信媒体そのものを複数持っておくことも重要です。

私の場合は2015年以降、ブログに力を入れてきましたが、今は更新頻度は意図的に下げています。

その分、ビジネス的な内容はnoteに、そして画像としてアピールできるものというか、訴求できるものはインスタグラムに。

2023年現在、一番力を入れているのはTwitter、そして音声配信で声で届けるというstand.fmやpodcastを利用しています。

自分が認知や信用を獲得したい相手が、どのSNSプラットフォームをメインに使っているかは正直わかりません。主要な配信媒体にはまんべんなくリーチしておくことは基本です。

そのうえで、SNSでの情報発信する際に3つのポイントを意識的に整理しておく必要もあります。

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