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銘言アンソロジー ⑨ 「ほきそば」

ほきそば

 松本人志

90年代「ガキの使いやあらへんで!」の番組中、「焼きそば」をどこまで崩した言葉で注文できるかを検証する企画で使われたワード。

あいまいな発音でも解釈できる人間の能力に焦点を当てた実験である。

「水曜日のダウンタウン」で、オードリー春日があいさつをテーマに似たような説をやっていた。それが2017年のことである。そこから20年以上も前に放送していたのだから才能とは恐ろしいものだ。

他に「アイスコーヒー」の回もあり、「アイスモーヒー」「ナイスコーヒー」を経て「欧陽菲菲(オーヤン・フィーフィー)」で挑む流れは秀逸だった。

もちろん注文は通っていない。

オリジナリティと口の気持ちよさから「ほきそば」を表題とさせて頂いた。ネット発の迷惑行為が問題になる中、こういった遊び心は大切だろう。ぜひ挑戦して、生活のスパイスにして頂きたい。


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