あなたの財布に

500円玉　1枚
100円玉　1枚
5円玉　 　1枚
1円玉　　 3枚

計608円入ってるとします。
あなたは587円の買い物をしました。

レジにいくら払いますか？

607円ですね。

では、財布に

500円玉　1枚
100円玉　1枚
1円玉　　 3枚

計603円しか入ってなかったら、
いくら払いますか？

こないだ、某薬局で
602円払ったら、
店員が少し困ったような顔をして
100円を返そうとしてきた。

「あっ…」と言うと、あわてて引っ込め、
こんどは、おつりを20円返そうとしてきた。

「えっ…」と言うと

「あっ…」と言われ

「うっ…」と言うと

「ふっ…」と笑った。

何がおかしいんだと思ったけれど、
横に置いてあった電卓で事態を収拾。

無事、手元に5円玉と10円玉が戻ってきたのだった。

なぜ、レジを使わないのかも不思議だが、
どうも、その薬局では
５円のおつりは、あまりしないものらしい。

「○○円です」とか言って、
毅然と端数の1円玉を返してくることもある。

情けないことに、
自分も計算して出してるわけじゃないので、
「△△円ですよ」と、つっぱねられない。

というわけで、
これからも
ジャパニーズ・スマイルで引っ込めるという
和風なリアクションを繰り返すのだろう。

明日も、

きっと、あさっても…

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…と、いう記事を10年以上前に書いたのだが、まさかスマホでピッと587円払うようになるとは、このとき知るよしもなかった。