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インド旅行記4日目

こんにちは。株式会社ユーフォースCEOの谷雄治です。
今回は過去からの転載になるのですが、2018年9月に人生初のインドに行った時の手記を加筆してお届けしたいと思っています。
今回は4日目です。それでは張り切ってどうぞ!

起床

9:30

起床。なんか窓の外がやけに騒がしいなと思ったら盛大に窓を掃除してた。

今日はお城に行って像に乗ろうかなと思っていたけどなんか疲れちゃったのでやっぱりやめ。

こういう緩さも一人旅の醍醐味。

とりあえず腹が減った気がしたので朝食を食べにホテルのレストランに行く。

ビュッフェもやはりカレーだらけ。まあまあ。

ホテルスパに感動

12:00

ひとしきり部屋でゴロゴロした後、ホテルのスパ(エステマッサージ)が気になっていたので行ってみる。90分のコースで日本円で7000円ぐらい。インドの物価を考えるとめちゃくちゃ高額。
施術は若めの女性。

どんなもんかなと思ってたが予想より遥かに気持ちいい。旅の疲れが取れた気がした。こんなの日本で施術を受けたら25,000円ぐらいかかる。
すげえ得した気分。

身体が軽くなったので外出する気が起きた。

インドでインド映画を観に行く(ヒンディー語)

今回のやりたいことのうちの一つだった映画を観に行く。インド映画はバーフバリで勉強してきた。

ホテルを出てリキシャを拾う。Googleマップで調べた映画館の地図を見せる。

「ここ行って。いくら?」

「オッケー。10Rs。でもここはもう潰れた。もっといい映画館を知っている。50Rsくれたら連れて行ってあげる」

と言われた。またこの手か。

「潰れてない!」

と言っても押し問答になるだけなので、

「潰れててもノープロブレムや!ゴー!ゴー!」

と伝える。

「いや、でも潰れてるよ?」

「(うるせーこの嘘つきが)ノープロブレム!ゴーゴゴー!」

を走りながら5回ぐらい繰り返す。

着いた。金払う。降りる。

あれ?本当に潰れてやがる…

これだからこの国は訳が分からん…

ぼけっとしてても声をかけられるだけなので、というか既に数人に声をかけられているのですぐに別の映画館を調べて今度はタクシーを拾う。

「ハウマッチ?」

「100Rsでどう?」

「オッケー。ゴー。ちなみに、潰れてない?」

「多分潰れてない」

それはなにより。

着いたが一番早い上映まで約一時間ある。とりあえず待とう。何をするでもなく外でぼけっーと無心で待つ。

ここは敷地内なので鬱陶しく声をかける人もいない。安心。ハエは多いけど。

「ベイビープロブレム」な物乞い

座ってると物欲しそうな顔で赤子を抱いたお婆さんが近づいてきた。

「ハロー。プリーズマネー。マネープリーズ」

これがバクシーシか。いわゆる物乞い。初体験。

地球の歩き方やネットには「断固拒否ではなく、そういうものだと受入れて施しをしてもよいでしょう」

と書いてあった。何度かノーと言っていると赤子を指差しながら

「ベイビープロブレム。ベイビープロブレム」

と言ってきた。なんとズルイ戦法であろうか。というかどう考えてもあんたの子供じゃないでしょうに。

まあいいかと20Rs渡す。そのまま横に座ってたゲイカップルに同じことを言う。ゲイカップルは50Rs渡した。多いな。相方にかっこつけたのかな。

するとまた俺のとこにきた。

「50Rsプリーズ」

このアホウが。さすがに無視。

だがずっと「ベイビープロブレム」と言ってる。なぜか婆さんが怒り始めた。なんでやねん。赤子を揺すって泣かせる。これはヒドイ。

このまま無視してもラチがあかない。

「さっき20Rs渡したでしょ。そもそもベイビーはどういうプロブレムがあるの?」

と聞く。だが婆さんは「ベイビープロブレム」を繰り返す。

仕方ないので50Rs渡す。満足気に立ち去る婆さん。疲れた…。

そして映画鑑賞までの遠い道のり

18:30

時間が来たので気をとりなおしてチケットを買いにいく。単刀直入に書くと料金99Rsで500Rs渡したのに1Rsしか釣りをくれない。この時点で料金と渡した金をきっちり確認しなかった俺に落ち度か…

釣りくれ!と何回も言ったらシブシブ300Rsくれた。チケット代いくらか見たら99Rs。100Rsチョロマカされた…

もうどうでもいいので入ろうと思ったらやたら厳重なセキュリティチェックに引っかかる。インドの映画館って厳しいのね。ボディチェックをされてタバコとライターを取り上げられる。

「映画終わって戻ってきたら返してやる」

みたいなこと言われる。

げんなり気味に「はあ」みたいな顔をしてたらやたら首をかしげられる。そりゃこんなとこに日本人なんか来ないよなと思う。

映画館の日本と違うところ。

・上映前の予告辺りで画面に「Stand up please national anthem」 と表示されて国家が流れるのでみんな立つ
・ちょっとでも面白かったらみんなで騒いで笑う
・上映中に普通に会話してる
・タバコを吸うシーンに必ず「喫煙は身体に悪いです」と表示される
・長いので間に休憩が入る
・なぜか休憩中に人が増える。後半から見るのか

みたいな感じ。

映画はMANMARZIYAAN(マンマルジャーン?)という映画。そういえばこれ昨日MVのテレビで流れてた!と気づきちょっと興奮する。

当たり前だけど英語字幕も無いしずっとヒンディー語なので雰囲気だけで楽しむ。

インド映画特有のダンスシーンを期待してたのにあまり無くて期待外れ。予告編から休憩からエンディングまで入れたら3時間10分あった。。。

内容は主人公のビッチ女が二人の男を行ったり来たりしてその度に一緒に寝るというどうしようもない内容。3時間!返せ!

リクシャーマンの客争奪戦

22:20

映画館出た瞬間にリクシャの人が5人ぐらい近づいてくる。一瞬で囲まれた。

「俺が一番先に声をかけた!」「いや俺だ!」「俺だろ!」と言い争いを始める。

とりあえずタバコを吸いながら傍観。言い争いが終わったようで一人のおっさんが「おれのマシンはあそこだ」というので値段交渉して乗る。200Rsというのを100Rsに値切る。

ホテルに着いたので100Rs渡したら

「旦那ぁ、そりゃねえですよぉ。せめてタバコ一本お恵みをぉ」

みたいなことを言ってくる。まあストレートに着いたからいいか。タバコとあと何故かポケットに入ってた10Rsのコインを渡す。

インドでコインは珍しい。

「イヤッホォ!」みたいなことを言うので喜んでいたのだろう。

夕食そして就寝

腹が減ったのでホテルのレストランでパスタを食す。そこそこうまい。

「どう?」

と聞かれたので

「このパスタは世界一美味い。まるでイタリアにいるようだ」

伝える。

ところで、あまり外で飯を食ってないみたいだが本当に食べてない。というか立ち止まった瞬間に声をかけられるので何も探せない。

もっとゆっくり観光させろー!

お風呂入って寝るとする。

明日は7:30に駅に行かないとなので6:30起きかな。


映画を待ってる間に買ったチャイ。この容器は捨てていいらしい。

昼ご飯だったかな?ほぼカレー味

映画館。意外と立派な建物(失礼)

街中を走るすげえボロいバス。行き先も何も書いてないから乗れない。

なんてことないインド風景

観光バスっぽいけど観光バスという概念があるのか不明

映画館その2

映画館の施設にあった電気やさん。めっちゃええ家電あったけど日本と買うのと値段は変わらない

映画館の中。そんなに広くないけどポップコーンとかコーラ売ってたりして結構きっちりしてる

おお!バーフバリ!さすが英雄

世界一美味かった(気がする)パスタ


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