見出し画像

見逃し三振は悪なのか

特に少年野球に見られる傾向だと感じていますが、見逃し三振をした選手を怒る指導者さんが少なからずいます。
どうせ三振するならせめて振ってこい💢
みたいな感じですかね。
でもこれは僕は、まったく受け入れられない考えなんですよね。


▼ とにかく振れってこと

見逃し三振を怒る指導者さんって、どういうロジックかと考えてみると、

どうせ三振するならせめて振ってこい
と言って怒るんだから、
バットを振れ!
ってこと。
バットを振ると、振ればボールがバットに当たるかもしれない
ってことですかね。
ボールがバットに当たると、ヒットになるかもしれない
ってことですかね。
まあ、そんな感じでしょうか。

でもこれって、言ってることは

何も考えずにとにかく振れ

ってことになるんじゃないかなって思うんです。
考えるな。とにかく振れ!
ってこと。

僕的には、何も考えずにただ振るということは、あまり褒められたことではないと思います。


▼ なぜそうしたのか?

僕は、野球は考えるスポーツだと思ってるし、ひとつひとつのプレーには必ずなんらかの考えがあってやるものだと思っていて、そういうふうに息子にも娘にもずっと言ってきました。
だから、考えもなくとにかく振れ、ということは、僕はちょっとどうなのかなって思うわけです。
見逃し三振をした選手に対しても、僕は

なぜそうなったのか?

を尋ねないといけないと思います。
なにか考えがあって振らなかったのかもしれません。
例えば、変化球が来ると思っていたら真っ直ぐが来たとか。
そういう、選手になんらかの考えがあって、手が出なかったとか振らなかったとか、であれば、僕は全然良いことだと思います。


▼ せめて振ってこいの弊害

見逃し三振するくらいならせめて振ってこい

というのは、とにかく振るという意識を植え付けてしまいます。
ツーストライクになったらとにかく振る
という意識です。
これは僕は、よくないと思います。

野球は、考えるスポーツです。
バッテリーは、根拠があって配球を考えます。
バッターはその配球を読んで、打ち返そうとするものです。

バッターボックスには、バッティングをしに行ってるのではありません。
勝負に行っているのです。
バッテリーとバッターの勝負です。
その勝負に勝つためには、考えないといけません。

考えがあって、その結果が、見逃し三振だっとすれば、僕はそれは、怒ることではないと思います。

以上でーす。

この記事が参加している募集

野球が好き

よろしければサポートをお願いします! はらゆうじに生ビールを奢ったと思っていただけると、嬉しいです🍻