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<ラグビー>2022~23シーズン、花園準決勝の結果から

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
 
 海外生活が長かったこと及び定年になったこともあり、年賀状は遠慮させてもらっている。現役時代から、仕事関係の年賀状はほとんど交換しない付き合い方だったので、義理で来るものはまずないから、通数が寂しくなることはない。また、海外にいるため、毎年年賀状をもらっても返信できないから、自然消滅していたこともある。それでも留守宅へ律儀にくれる人はいて、今年は留守していないのだが、ラインなどで失礼することを伝えている。そのうち時間が経過していけば、年賀状だけでなく、本人も年賀状をくれる人もともに世の中からフェイドアウトしていくから、その準備段階という感じか。

1.花園準決勝の結果

天理12-26報徳学園

 劣勢と見られていた天理が、開始早々から良いディフェンスをして、報徳に簡単に得点させない。一方の報徳も、天理が執拗なアタックをしても、鉄壁のディフェンスでターンオーバーしてしまう。しかし報徳は、6番、8番、10番、11番、15番などが引き続き優れた個人技を連発し、チームとしても良く整備されたアタックで、天理のディフェンスをあっさりと破ってしまった。

 それでも、後半12分に天理がトライをして7-12と5点差に迫ったところは、この試合の山場だったが、報徳が連続してトライを挙げて勝負を決めた。最後に天理も1トライを追加したが、既にノーサイドの時間だった。

 最後まで緊張した良いゲームが続き、また両チームともイージーなミスが少ない、レベルの高い良い試合だったと思う。準決勝ながら、これが決勝戦でも良い内容だった。両チームの選手及び関係者を称えたい。

京都成章17-45東福岡

 試合になったのは、前半開始直後ぐらいで、その後は東福岡が個人技の強さをチームプレーに生かしてトライを重ね、前半だけで0-33と東福岡が大量リードし、早々に勝負を決めてしまった。そのため、後半はまず京都成章が先に控え選手を出し、次に東福岡が控え選手と次々に交代した結果、両チームとしてのまとまりがなくなり、安易なミスを連発した上に、アタック及びディフェンスともマネージメントが皆無な状態になった。そうした中で、京都成章が3トライを返したが、東福岡も2トライを返して、後半の得点では競った状態になったが、ゲームを見る興味はとっくになくなっていた。乱暴に言えば、後半は京都成章は来年を考えた練習試合、東福岡は決勝を見据えた練習試合になっていた。

 この試合でハットトリックをした東福岡の8番は、将来有望な選手だが、日本代表クラスでは8番では通用しない身長なので、2番で起用することになると思う。BKでは、10番と12番は上手いと思う。もちろん、ゴールキックも上手い9番は、将来有望なので、順調に成長していって欲しい。

2.7日と8日のTV観戦予定(余話)

 7日は、高校決勝が14:05からあるが、リーグワンのワイルドナイツ対ダイナボアーズの試合を12:00から見て、14:00になったら、高校決勝に切り替える。そして、高校決勝が15:15頃には終わるから、14:30キックオフのサンゴリアス対イーグルスの後半を見たい。

 8日は、大学決勝が13:15からあるが、リーグワンのライナーズ対スピアーズの試合を12:00から見て、前半終わる直前くらいに大学決勝に切り替える。大学の試合がおそらく前半で勝負がつくだろうから、そこで見切りをつけて、次の14:30キックオフのヴェルブリッツ対ブラックラムズの試合に切り替える予定。もし大学がノーサイドまでもつれる展開になっても、15:00には終わるだろうから、いずれにしてもリーグワンの試合に切り替えることになる。

 これで、今年の正月のラグビーは終わる。しかし、リーグワンが再開し、シックスネーションズも始まる。さらに、スーパーラグビーパシフィックも新しいフォーマットで始まる。そのうちに、リーグワンが終わり、夏の南北対決テストマッチ、ザ・ラグビーチャンピオンシップが短縮モードで終わると、もうRWCフランス大会は目前だ。

 下馬評では、地元フランスが念願の初優勝をすると予想する人が多いようだが、これから急激に各チームの実力が変化していく上に、大会が始まってからの怪我人を含めたチーム事情によって、勝敗が大きく左右される。私の記憶では、下馬評通りに優勝できたのは、2011年NZ大会及び2015年イングランド大会のオールブラックスぐらいで、あとは優勝候補一番手でないチームが優勝している。

 だから、私はフランスの優勝はないと見ているが、だからといってアイルランドや南アフリカにも死角があるので、現時点での優勝争いは混とんとしていると思う。なお、優勝する可能性を持っているのは、今挙げた3チーム以外では、オールブラックスだけだろう。昨年までの停滞状態から、かなり持ち直している。しかし、イングランド、ウェールズ、オーストラリア、アルゼンチンはベスト4入りが精一杯だと見ているし、日本はベスト8に連続して入るのが、目標になる。


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