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<ラグビー>2024年シーズン(2月第三週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)

 神はなぜ天上=空の彼方にいると信じられてきたのか?その理由は、そのまま神=地球外生命体が、古代に空の彼方=宇宙からやってきたからだろう。もしも、神がどこから来たかを人類が自由に想像できるのであれば、例えば、植物の死と再生を行う大地の奥深くの地中でも良いだろうし、また太古に最初の生命が誕生したと見られる海の底でも良いはずだ。それが、生命の死と再生に直接つながらない空の彼方に、神々がいると想像したのは、まさに「そこ」から神=古代の宇宙人がやってきたからだ。
 
 そして、その空の彼方により近い存在として、高い樹木があり、高い山がある。高い樹木や高い山が、生命の死や再生に関係しているから、人類がそれらを神として祭ったのではない。空の彼方により近いからこそ、高い樹木や高い山は神がいる場所になったのだ。また、実際に古代の宇宙人は、高い樹木や高い山に自分たちの前線基地を作った可能性があるし、「空の彼方」同様に、太古の人類は、高い樹木や高い山に古代の宇宙人=神がいるのを経験したのだと思う。
 


1.リーグワン(第7節前半)結果

トヨタヴェルブリッツ54-7三重ホンダヒート

 ヒートがどこまでヴェルブリッツに迫れるかというゲーム。一方のヴェルブリッツは、SHにアーロン・スミスが復帰したが、SOボーデン・バレットは欠場中となり、ティアーン・ファルコンの出来が注目される。

 ヒートは是半38分まで19-0となんとか食い下がるが、43分にシンビンを出してしまい、その影響から後半54分以降ゲームが崩壊し、特に最後の10分間に3連続トライをヴェルブリッツに取られて、またもや大敗した。ハットトリックのヴェルブリッツ14番WTB高橋汰地がMOM。

 ヴェルブリッツは、今期リーグワンの台風の目的存在になれるかも知れない。

埼玉ワイルドナイツ24-20東京サンゴリアス

 クロスボーダーマッチにフルメンバーで臨み快勝したワイルドナイツと、Bチームで臨み惨敗したサンゴリアスとの対戦。そして、サンゴリアスはFLサム・ケーン、FBチェスリン・コルビと文字通りのフルメンバーにしたが、クロスボーダーマッチで活躍したニコラス・サンチェスが入っていないのが残念。この試合でもプレー振りを見たかった。

 試合当日、サンゴリアスのサム・ケーンが急遽欠場。これはチームに影響するなと思ったが、クロスボーダーマッチを主力選手の休養にあてたサンゴリアスが、ホームのワイルドナイツ相手に善戦。逆にクロスボーダーマッチをベストメンバーで戦ったワイルドナイツは、その疲れからかイージーミスが目立ち、サンゴリアスを得点でつき離せない。

 そういう中でもワイルドナイツが終始リードして、前半を13-10で終えたのはチーム力の証明だった。しかし、TMOで取り消しになったトライが惜しかった他、1番PRクレイグ・ミラーがノッコンしなければトライになったプレーが2回はあった。

 後半に入ってから、サンゴリアスはSO高本幹也の好プレーから44分にDGで同点、さらに45分にはトライを取って、13-20と逆転する。しかし、ワイルドナイツは、サンゴリアスの不安定なラインアウトのミスを突いて反撃し、55分のトライで18-20、さらに59分のPGで21-20と再逆転した。

 ここからさらにワイルドナイツがたたみかけるかと思われたが、サンゴリアスのアタックに勢いがあり、ワイルドナイツはトライを取って突き放せない。さらに77分には15番野口竜司が怪我で退場し、14人で戦う羽目になってしまう。しかし、そうした苦しい状況をどうにか耐え抜き、78分にはPGを決めて逃げ切った。

 試合の勢いではサンゴリアスが優ったが、ラインアウトのミスが大きく影響したのが惜しかった。一方、負けてもおかしくない内容だったワイルドナイツが、最後に勝負に勝った結果となったのは、チーム力の賜物だろう。MOMは、クロスボーダーマッチで火が点いてしまったかのように、衝撃的なフィジカルの強さを見せ続けたスプリングボクスCTBダミアン・デアレンデだったが、彼の活躍振りからは、クロスボーダーマッチにプレーさせた成果があったと言える。

 なお、ここでサンゴリアスが勝ってしまったら、クロスボーダーマッチにベストメンバーを出さないことが暗黙の了解になってしまうという、悪しき前例になりかねなかったので、そういう観点からは、ワイルドナイツが勝利して良かったのかも知れない。

2.その他のニュースなど

(1)NY生まれのアイルランド代表LOジョー・マッカーシーは、NFLに学ぶ


 今シーズンのシックスネーションズのアイルランド代表のゲームで、新鋭LOとして大活躍しているジョー・マッカーシー、22歳は、元ウェールズ代表WTBルイス・リーザミット、23歳が、NFLへ移籍したことを応援しているが、自らの子供時代に憧れたNFLへの移籍は否定している。一方、NFLのゲームを良く見ており、特にディフェンスについては、学ぶものが多いと述べている。

(2)スーパーラグビーパシフィックは、キックテニスへの試行ルールを検討中


 現在のラグビーのルールでは、キックした選手より前にいる選手は、(1)キックした選手またはキックした選手より後ろにいる選手に追い抜かされる、(2)またはキックされたボールをキャッチした相手選手が5m移動するかあるいはパスするまでは、オフサイドになってしまうため、双方のチームが陣地を取るために永遠にキック合戦(キックテニス)を繰り返す場面が多く生じている。

 一方、フランス代表SHアントワーヌ・デュポンは、このルールの穴をうまく見つけ出して、度々大きくゲインするプレーをしてきたため、このキックテニスに関係したプレーには「デュポンルール」という名称が付けられている。

 しかし、こうしたキック合戦(キックテニス)は、キックしたボールが何回も行きかうだけで、本来のラグビーが全くプレーされていないため、近年問題視されているプレーである。そのため、スーパーラグビーパシフィックでは、今シーズンの試行ルールとして、このキックテニスをさせずに、本来のラグビーをプレーさせるための方法を検討していることを発表した。

 試行ルールの詳細については今後発表される予定だが、例えばレッドカードが出た後20秒後に別の選手を補充して人数不足を修正できるものや、「50:22」というタッチキックの特例は、スーパーラグビーパシフィックで試行された後、暫定あるいは正式にルール化されているので、今後の動向が注目される。

(3)エディー・ジョーンズのアシスタントコーチに、ヴィクター・マットフィールドが内定


 南アフリカのメディアによると、元南アフリカ・スプリングボクスのLOとして127キャップを重ねた、ヴィクター・マットフィールドは、エディー・ジョーンズが監督に就任した日本代表のアシスタントコーチ就任が内定したと報じている。

 ラインアウトのスペシャリストでもあったマットフィールドは、引退後は南アフリカの各チームでセットプレーの指導をしているが、エディー・ジョーンズが南アフリカ代表のコーチングスタッフをしたときに、一緒に仕事をした縁があるため、今回はこうしたラインで就任が打診されたものと見られている。

(4)ルイス・ライナーがイタリア代表のスコッド入り


 来週フランスと対戦するイタリア代表スコッドに、元オーストラリア・ワラビーズのSOとして活躍したマイケル・ライナーの長男ルイスが、WTBとして入った。イタリア生まれのルイスは、これまでイングランドのハーレクインズに所属して、イングランドの年代別代表に選ばれてきたため、将来イングランド代表入りすると見られていた。ところが、出生地のイタリア代表として、テストマッチにデビューすることになった。

 なお、次男のトムは、オーストラリアのクイーンズランド・レッズのSOとして、既にスーパーラグビーにデビューしているが、昨年のワラビーズでSOをプレーしたカーター・ゴードンに劣らぬ活躍をスーパーラグビーでしているので、エディー・ジョーンズには代表スコッドに呼ばれなかったが、ジョー・シュミットのワラビーズのスコッドに入ることが期待されている。

(5)シックスネーションズでは、ヴィジターチームがセカンドジャージ着用に変更


 テレグラム紙によれば、シックスネーションズでは、75年前から慣例的に行われていた、ジャージのデザインが被る場合にホームチームがセカンドジャージを着用してきたものを、今後はヴィジターチームがセカンドジャージを着用するように変更することになったと報じている。一方、ウェールズ対アイルランドのゲームは、赤と緑という色覚障碍者には見分け辛い色であるため、それぞれセカンドジャージを着用することが既に決まっている。

 これはシックスネーションズだけの変更であるため、今後ザ・ラグビーチャンピオンシップ参加チームなどの試合でどうなるかは未定だ。なお、7月には同じ緑のジャージを着用するアイルランドと南アフリカが対戦するが、従来の慣例に従えば、南アフリカがセカンドの白を着用することになりそうだ。

(6)トニー・ブラウンが臨時にブルーズのコーチに?


 ブルーズのアタックコーチであるジェイソン・オハロランが糖尿病により入院したことを受けて、ブルーズのヴァーン・コッター監督は、南アフリカ・スプリングボクスのアタックコーチに就任予定の、元オールブラックスSOで日本代表アタックコーチを務めていたトニー・ブラウンを顧問として呼ぶ意向があることを表明している。もしブラウンがブルーズのアタックを指導すれば、相当な成果を期待できると思われる。そして、もしできれば南アフリカとは契約を破棄して、ブルーズに選任してもらいたいと、多くのNZ人は願っている。

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