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学習科学を学べるリソース紹介(Webサイト編)

この記事では、以前twitterでつぶやいた学習科学について学べるリソースをまとめ直して紹介します。(一部URL間違えていた部分もあったので修正して、さらにいくつか追加しました)

学習科学に興味があるけど、何を読んだらいいかわからないという方に、少しでも参考になれば幸いです。

1. CoREFプロジェクト(一般社団法人教育環境デザイン研究所サイト内)のページ

一般社団法人教育環境デザイン研究所は、日本の学習科学研究の先駆者的存在である故三宅なほみ先生が中心となり2008年に立ち上げた取り組み (通称:CoREF)を継承し、主に協調学習の授業づくり実践研究を支援する研究者ネットワークとしての活動を行なっており、そのサイト内では学習科学の理論などが紹介されています。

特に、活動報告書のアーカイブと「協調学習 授業デザインハンドブック(第3版)」には、理論的背景から実践事例までがまとまっていておすすめです。(どこから読んだらいいかわからないという方には、授業デザインハンドブックの第1章をおすすめします!)

授業デザインハンドブック 第1章 理論編の扉

また、CoREFと内田洋行教育総合研究所が行なってきた共同研究「子どもの学びの見とりと授業デザインを支えるFuture LS Roomの開発」(2019~2021年度)に関連する連載記事が、学びの場.comという内田洋行が運営するウェブメディアで読むことができるのですが、こちらは具体的な事例を交えた短い文章になっていて読みやすいと思うので、付け足しておきます。


2. おそらくあまり知られていなさそうな気がするLS Japan情報共有サイト

こちらの記事でも書きましたが、2023年5月現在、日本に学習科学の学会はありません。学習科学研究者コミュニティの一つとしては、日本教育工学会のSIG活動(Special Interest Group=特定のテーマに興味・関心を持つ会員が形成して行うグループ活動)として「協調学習・学習科学(SIG-CL)」というグループがあり、そちらがThe Leaning Sciences Japan(LS Japan)として国際学習科学会(International Society of the Learning Sciences、通称ISLS)のアフィリエートにもなっています。
LS Japan情報共有サイトには、海外の学習科学者をゲストに迎えたセミナーの動画や、一人で読むのは中々にタフな「学習科学ハンドブック」の内容紹介Webinarのアーカイブ等が掲載されているので、学習科学を学びたい方には役立つ内容だと思います。

また、Facebookページもあって、そちらで研究会やセミナーの告知が随時されているので、気になる方はフォローしてみるといいかもしれません。(FBページには、上記ウェブサイトからアクセスできます)

3. 日本の学習科学研究のパイオニアである故三宅なほみ先生の研究室サイト

本記事の1.でも少し触れた日本の学習科学研究の先駆者的存在である三宅なほみ先生の研究室サイトにも、実はいろいろな情報が載っています。「研究紹介」や「よみもの」などを掘っていくとこれまでどんな研究がされてきたのかのイメージを掴むことができておすすめです。

また、「インターネットの子どもたち」という1997年に書かれた書籍は、現在サイト内で無料で読むことができるようになっています。

4. My指導教員益川先生の連載記事 「ミライノマナビー授業が変わる 学校が変わる」他

最後に、私の指導教員である益川弘如先生が現在連載しているコラムを紹介します。1記事の分量はコンパクトで独立しているので、興味のあるテーマから読むことができます。

先月からは教育雑誌「先端教育オンライン」でも連載が始まっていますので、有料会員限定の記事になりますがこちらも載せておきます。


以上、今回はある程度情報がまっているサイト&日本語で読めるものに限定してご紹介しました。

今下記についても書いているので、ぼちぼち公開予定です。公開したら、こちらの記事にもリンクを貼る予定です。

学習科学を学べるリソース紹介(書籍編)
学習科学を学べるリソース紹介(論文編)

ではでは


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