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【YouTube原稿】9月9日公開分

このnoteは、私がNPO法人アンリーシュで運営しているYouTubeの原稿をそのまま公開しています。
医療的ケア児を育てて、付き添い入院を行なっている今だからこそ言える言葉を残していきます。
読み物として編集したものはアンリーシュのメディアで発信していきます。こちらは生原稿を楽しんでください。
誤字脱字もそのまま掲載しています。

皆さん、こんばんは!
アンリーシュのゆうかです。

今日は月曜日、どんないい事がありました?
私はね~今日もいい事たくさんあったんですけど、一番いい事は、自分の強みを発掘した事です。
今日、お見舞いに来てくれた友人が、「強み発掘リーディング」っていうその人の強みをいろいろなものに例えて、解説してくれるってお仕事をしてて。

で、以前娘も見てもらって、娘は秘境にある…ナイアガラの滝って言われたんですよ。
秘境って簡単には見れないけど、見ると見た事ない景色が広がってたり、その人の価値観を変えたりするじゃないですか。

で、その秘境みたいに、娘の存在にどこか惹かれる人が会いに来てくれて、そしてその人達の価値観だったり人生を変えて行く。
それが娘の強みだって言ってもらいました。

それが2年前くらいで、だから今回2ぶりくらいに再開したんですよ。
それで今度は私も見てもらって。

そしたらね、私の強みは運動会でした。
まぁ一言で言うと場を作る強みですね。
大人も子供も楽しめるような場作り。つまり、0→1の立ち上げがめちゃくちゃ得意だと。
しかももう一つの特徴として、人を巻き込んで0→1を作ると言うのあって、こうやって人を巻き込んだ立ち上げが得意な人は、珍しいって言ってもらいました。

一方で、運動会って行事で非日常じゃないですか。だから毎日やるとか、継続する、1を9にするのは苦手だそうです。
だから、単発のイベントをやって、そこに大人数を巻き込む…ってやり方か、継続したかったら、育ててくれる引き継ぎの人を先に見つけておくのが良いと勧められました。

いや~めっちゃしっくりきましたね 笑

はい、そんな感じでね、今日はそんな面白い話をさせてもらって、いい事も悪い事もあったんですけど、良い1日でした。

今日はね、先週末主人に交代してもらって色々動いて。
土曜日は、山口絵里子さんという社会起業家の方の講演会に行ってそこでのお話が面白かったので、そこで私が学んだことをお話しして、最後時間があったら娘の近況を、手術日が決まったりしたのでその話をしたいなと思います。


さて土曜日は~に行ってきました。
~さんというのは、マザーハウスという、バングラデッシュなどの発展途上国でバックやジュエリーを作って、それを日本だったりで販売する。
そうやって発展途上国での雇用を生み出してきた有名な社会起業家さんです。

この山口さん自身も、デザイナーで「発展途上国から世界に通用するブランドを作る」をコンセプトに、現在マザーハウスを立ち上げて13年目で、現在5カ国の途上国で工場を持ってて、4カ国に38店舗だったかな?に直営店を持ってるんですね。

それで、その山口さんが、今回サードウェイという本を出版されて、その記念講演会に行ってきました。

この本のタイトルにもなっているサードウェイというのが、大きなキーというか山口さんが提唱する考え方になっていて、
2つの対立する存在、考え方があった時に、どっちが正しい、間違ってるとか白黒つけたくなる。またはお互いの中間地点、妥協案を採用する。特に私たち日本人はそんな発想を持ちがちなんですけど、そうじゃないと。

山口さんは、お互いの主張の良い部分を抽出して、新しい選択肢、つまりサードウェイを作る。そんな人生の行き方をこの本だったり講演会で提唱されているんですね。

でもこれ言うほど簡単なことではなくて、例えば、私がやっているアンリーシュっていう医療的ケア児の家族を支える団体で言うと、
メンバーには医療的ケア児家族、と医療的ケア児家族じゃない人が混ざっているんです。

そうすると、まぁ私自身もそうなんですけど、医療的ケア児のママは当事者として問題が身に染みて分かる一方で、働き方にどうしてもムラがでてしまったり、仕事の進め方がちょっと分からなかったりとかあるんですね。
で、医療的ケア児家族じゃないメンバーは、今度は自分なりの仕事の進め方があったり、そもそもの参加のモチベーションが、自己成長だったりするので、ちょっと頼りなく見えたりヤキモキしたりするんだと思うんですよ。
そうすると、医療的ケア児家族のためにという掲げているビジョンは同じなのに、何となく2者の違いというものが出てきてしまう。

ここを、じゃあアンリーシュは当事者のための団体なんで当事者しか受け入れません、とか、逆にマネジメントというかリスク管理がしにくいから医ケアママは受け入れません…とかなると、山口さんのいうところのサードウェイじゃないんですよ。

この2つの属性の良いところを抽出し、全く新しい働き方なのか、組織のあり方を確立する。そういう発想が必要なんですね。

でもそれは難しい!今日明日できることじゃない。じゃあどうするかというと、「keep walking」歩き続ける。動き続けるというのが大切だそうです。
つまり、どちらか一方の視点でしか物事を見てない、stopしている状態だと、やっぱり正解は一つしかないんですよね。
まずはwalking 足を動かして、相手の立場に立ってみる。それは、山口さんの場合は現場に行くという事が多かったみたいですけど、例えば相手としっかり話すとか、相手がやっていて、自分がやっていない事があれば、あえてやってみるとかそういう事だと思うんですけど、それをやり続ける。


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