学校でも発揮!ホームスクーリングの成果
みなさま、こんにちは。
ここ数日、雪がとても多く朝雪かきをしてもまたすぐに積もってしまいます。
年少の次男と登園前に雪かきをするのですが、子供用の小さなスコップで頑張って雪をかいている姿がご近所さんの心を打っているようで、よく声をかけてもらえます。
こうした交流があると、雪も悪いことばかりじゃないなぁと思うことができます。
さて、昨日から小4息子(ホームスクーリングと登校のハイブリッド学習中!)の3学期が始まりました。
息子の小学校の算数の授業は習熟度別でクラスが分かれているのですが、3学期のクラスが昨日発表されたところでした。
結果は、
祝!【1番上のクラス】
でした〜〜!!!
そこまで喜ばなくても・・と思うかもしれませんが、息子は元々算数アレルギーと言えるほど算数が大嫌いで、算数の「さ」の字を言うだけで逃げてしまうような、それほどの状態だったのです。
その嫌いが高じ、1〜4年生のはじめまではずっと1番下のクラスでした。
理科が大好きな息子。
理科をもっと楽しもうとすると、そろそろ数学がやってくる。
そうすると理科まで嫌いになってしまうのでは・・・
算数を好きになってもらう
これがホームスクーリングをする上での私の目標の一つとなっていました。
「好きこそ物の上手なれ」という言葉があるように、好きと比例して理解度もついてくるかな〜と考えていたんです。
まず何をしたのか?
まずは、算数嫌いの根源となった学校の教科書を、ホームスクーリングで使う事をやめました。
日本の算数は、「考える・思考を深める・発想の転換」というよりも、「公式を覚えて問題を解いていく」という受動的なアプローチが多いと感じます。
そして、「正解か不正解」かが重要視され、そこまで考えた経緯などは見てもらえません。
そういうやり方が合っていて楽しい子もいると思うのですが、息子は真逆。
本人にヒアリングしてみると・・
なぜ公式を覚えないといけないのかが、そもそも理解できない。
覚えたところでこの公式をどういう場面でどう使うのかが謎。
よって本人曰く、覚える・解くモチベーションが湧かないという事なのでした。
ふむふむ、それなら全く別の教材を使おう。
そこで私が目を向けたのが、「アメリカのホームスクーリング用の教材」でした!
ホームスクーリングが法律で認められているアメリカでは、それ用の教材が溢れています。
そして、自分で考えて答えにアプローチしていく(能動的になれる)問題や、ゲーム感覚で面白く・気軽に取り組める問題が多いというのも息子に合っているのではないかな?と思えた理由でした。
アメリカでは、一口に「算数」といっても、構造に特化したものや、文章題、図形、グラフ、計算、論理的思考といった切り口が多岐に渡り、それぞれのフィールドでテキストが存在します。
過去の記事でも取り上げましたが、真ん中のBalance mathが息子に合っていたようで、ホームスクーリングの日には必ず自分からこのテキストに取り組んでいます。
これらの問題で答えに辿り着くためには、小学校5-6年生の知識も必要となる時があります。
学校の算数では、
「今回はこの単元、次はこれをやりましょう」というように、学ぶ範囲が区切られてしまうのですが、単元に縛られずに自由に思考を展開できたことがとても良かったです。
意図はしていませんが、学校の算数の先取りになっていたのだと思います。
グラフはExcelで作ってみる
学校の算数の授業で、どうしてもグラフの概念が理解できなかった息子。
「読み方を教える」よりも、いっそのこと
「グラフを作ってみよう!」ということで、Excelでグラフを作ってみることにしました。
恐竜大好きな息子なので、「恐竜の大きさグラフ」を作成することに。
作り方を覚え、ハイテンションでどんどん恐竜を追加していく息子。
完成したグラフを見て私は質問しました。
「この恐竜は◯メートルって数字で書いてあるのと、こうしてグラフにするの、どちらがパッと見た瞬間大きさが伝わってくるかな?」
息子「絶対グラフでしょ!見た瞬間大小の感覚がわかるよ!」
ということで、誰が見てもわかりやすく理解できるようにグラフが存在することが理解できたようです。
Excelも使えるようになるし、恐竜の知識は深まるし、一石三鳥なアプローチだっと思います。
他にも、さらに算数好きになってもらうために、プロの手も借りました。
たけちゃん先生による「わくわく算数教室」は、たくさん考えさせてくれるようなワクワクな内容だったようで、より算数に対して抵抗がなくなったように見えました。
本人の中では、
学校の算数🟰嫌い!!!
となっていただけで、「算数の概念」を広げてあげるだけで、算数が嫌いだというのは「誤解だった」ということに息子は気がついたようでした。
昨年5月から週2のホームスクーリングを始め、1番下のクラスから、秋には急に上から2番目のクラスへ。
そして、今回ついに1番上のクラスまで来ることができました。
人間はそれぞれ学ぶペースが違うので、習熟度別のクラスの上にいるか下にいるかは重要なことではないのですが、
算数嫌いを克服したこと
嫌いを好きに変えられた
ホームスクーリングの成果が学校でも出たこと
この三つが息子と私にとって、ホームスクーリングをする上での大きな自信となりました!
そして何よりも、1番上のクラスになったよ〜!と私に抱きついてくれた時の息子の達成感に満ち溢れた笑顔が忘れられません。
抱き合って、今回の結果を讃え合いました。
子供一人一人、習得までのペースや、習得に対する合うアプローチ方法は異なります。
学校の授業だけで嫌いになっている教科がもしあれば、全く別の切り口から学習をすることで嫌いが好きになることもあるかもしれません。
今回はあくまで息子に合ったアプローチを実践した結果でしたが、その子に合った学習方法は必ず存在します!
親御さんから学ぶことに抵抗のあるお子さんには、オンライン家庭教師も良いかもしません。
オンライン家庭教師でも、アメリカの教材に精通していて、その子その子にカスタマイズした教材を提供してくれる会社さんもあります。
みんながそれぞれに合った学習方法を見つけて、学ぶって楽しいな〜と思ってくれる子が1人でも増えてくれればと思います。
長文になりましたが、今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
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