息子がもらった2つの通知表
みなさま、こんにちは。
先日フードプロセッサーの刃で指を5センチほど切ってしまい、形成外科で縫ってもらいました。
血が止まらず心配する家族に対し、場の空気を和ませようと、
『誰か、実はメタリカやクレイジーダイヤモンド持ってるんだよね~!って人いない?』(JOJOネタです。読んでいない方すみません!)
と冗談を飛ばしても、
・・・・・・・・・・。
誰もツッコんではくれませんでした。
パックリと割れた指の衝撃は大きかったようです。
縫った痕はかなり痛々しいですが、腱は無事でしたのであとはくっつくのを待つだけです!
みなさんもフードプロセッサーの刃を洗う際はくれぐれもお気を付け下さい!
さて、これまでの記事にもアップしてきました通り、長男は4年生を週3登校、週2ホームスクーリングというハイブリッド学習で過ごしました。
学年末には必ず通知表をもらいますよね?
息子も4年生後期の通知表を終業式にもらって帰ってきました。
私が住んでいる町の通知表の評価は、『よくできる・できる・もう少し』の3段階評価。私の子どもの頃はA・B・Cの3段階評価だったので、さほど変わっていないな~という印象。
この通知表の評価方法には、ずっと疑問を持ってきました。
具体的にどんなことができていて、どういうところがもう少しなのか?
特に算数は具体性がないと、今後の学習につなげることができません。
例えば、算数の『知識・技能』が『もう少し』だった場合。
半年間で様々な学習をしてきたので、その『もう少し』が何に対してだったのかがさっぱりわからないのです。
よって、今後何に重点を置いて学習すればよいのかがわからない。
ただ、『もう少し』=できていないを突き付けられる。
結果的に、子供が自信を失うだけで、今後につなげる事ができない。
それも、子供自身が自己評価をさせてもらえないので、『自分的にはできていると思っていたのに・・・』と理不尽な思いをしたり。
昔も今も相変わらず、毎回モヤモヤ~な通知表なわけです。
もし自分だったら、通知表は必ず『記述式』にします。
段階での評価にはせず、『過去の自分に対し何ができるようになり、現時点で何ができて何ができないか。それに対する今後のアプローチ』を各教科記述します。そうでないと、通知表の意味がないと思っています。
そして、必ず評価にあたり『子供との面談』を入れます。
子供も自身の学習を振り返り自己評価をする。そして今後の課題を認識する。
このステップはとても大切だと思っています。
そして、お互いに所感を共有し話し合う時間を持つことで、前述した『僕はできていると思ったのに・・』という理不尽な思いは生まれなくなります。
これを続けていくと、過去に課題だった部分を乗り越えていることが目に見える形にもなり、それが結果として自分に自信を持つことにも繋がるのです。
であれば!!!!!
我が家でも通知表を作ったら良いではないか!!
週に2日一緒に学習をしてきたのだから、私にも通知表が作れるはずなのです。
ということで、『4年生の振り返り』という通知表を作ってみました!
各教科、私が記述式で息子の学習を振り返ります。
そして、息子にも『自己評価』をして1年間の自身の学習を振り返ってもらいました。
その後、お互いの所感に対して話し合いをしました。
過去にできなかった箇所ができるようになった・現状の課題という認識においてはお互いほぼ一致していました。
息子としては、今後はこれまで以上にフィールドワークを入れていきたいそうです。
また、教科の中では『社会』に最も学ぶ意義を感じているようでした。
STEAMライブラリーを使い、今後も社会問題に取り組んでいきたいと意気込んでいます。具体的には、雪が溶けたので地域のゴミ拾いをしたいと。
これも本人が提案したことです。
やはり、こうして一緒に学習を振り返ることはとても大切だと実感として思えました。
学校だと1人1人とこうした時間をとることは現状の教育現場のことを考えると、不可能ですよね。
そうとはわかりつつも、本来評価とは数値でなくこういうものであってほしいなと思ってしまいます。
一方、外国に目を向けてみると、フィンランドでは、我が家のように先生も生徒もそれぞれ各教科の学習の振り返り(評価)をします。そして、その後話し合う時間を設けます。
ある一定以上の評価にならなければ留年してしまうのですが、それでも自分に対する評価には正直なようです。
フィンランドの子供達は、他の誰の為でもなく自分自身のために学習をすることが根付いているので、それ以上の自己評価をする必要はないのかもしれません。
オランダでは学校によって違うとは思いますが、大抵の場合、通知表は記述式となっているようです。
日本でも、まだ少ないですが通知表をなくす公立の小中学校があります。
通知表というと、『必ず配布しなければならないもの』というイメージですが、実は文科省ではそうした決まりはなく、校長先生次第でその学校の通知表の評価方法を変えることもなくすこともできるものなのです。
5年生になり、息子の学習がどのような形になるのか今では想像もつきませんが、ハイブリッド学習を続けるのであれば、今後も我が家流の通知表を更新していこうと思います。
今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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