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人間の質は「成功した後の行動」に出る気がする

1.「プロ意識」のある人が好き



何においても「プロ意識」のある人が好きだ。

「プロ意識」とは、成功したとしても、その成功にあぐらをかかず、奢らず、その仕事に真摯であり続けること。

当たり前のようでいて、けっこう難しいと思う。

2.スターの座に甘んじず努力し続けたトム・クルーズ


以前「トップガン:マーヴェリック」で、トム・クルーズが60歳でもなおスタイルをキープし、危険なスタントに挑み、俳優としての使命を全うしようとしている姿に心打たれたことを書いた。

小柄な身長ながら、持ち前の甘いマスクを活かして「トップガン」でブレイクしたトム・クルーズは、若い頃はアイドル俳優のような作品の出演が多かった。当時は演技力も問われない作品ばっかりだし、わたし自身もアイドル俳優だと思っていた。

だけどそれは歳を重ねるごとにトムちんの本気を見せ始め、60歳になっても体力気力ともに若者を圧倒させるような姿を見ると、20代のチヤホヤされていた期間も、ずっと自分を磨き続けていた結果がいま出ているのだなぁと感心する。

ハリウッドには魅力あふれるイケメン俳優がめちゃくちゃたくさんいるけれど、有名になってから、それを維持しようと頑張る人と、その名声に胡坐をかいて劣化しちゃう残念な人に別れてしまう。

ディカプリオとかさ、もう悲しくなっちゃうくらい太って劣化しちゃって、今やただのオジサンだもの。大ブレイクして、美味しいもの食べて、楽しく過ごしちゃったんだろうなぁ。わかるわかる、それも分かる。

まぁ、俳優はビジュアルがすべてじゃないのだけど、やっぱりちょっとがっかりしちゃうよね。イケオジ路線に行ってほしかったなぁって。

全盛期のレオ様

45歳のレオ


3.世界的スターになっても謙虚すぎるBTS


成功しても謙虚でい続けることに感心するのは、わたしが沼っているBTSもそう。

常に「自分たちは普通」「ファンのおかげ」「もっと頑張っていい姿を見せたい」と言っている彼ら。

ここまでスーパースターになったら、どこかの素行が悪いイケメンアイドルみたいに、ウェイウェイ毎日パーティーナイツしちゃいたい気がするけどね。偉すぎるよ。

4.身近で感じる「プロ意識」がある人、ない人


俳優やアイドルだけでなく、身近にもそんなケースはある。

個人事業でそれなりの成功をしている(風に見える)知り合いがいる。最初は一生懸命ブログを書いて、告知をして、集客をして、見ていてとても好感度が持てた。

その人が努力の積み重ねで成功し、事業として波に乗り始めてしばらくしてから、徐々に「あれ?」と思うことが多くなった。

「何もしないわたしに価値がある」的な、高額のランチ会や、エイっと遠隔でヒーリングをするだけでウン十万のサービス、コンサルは1時間で10万円、など、ちょっとその感覚はどうかと思うというサービスの展開をしはじめた。

SNSで周りの反響は、彼女が何をやっても絶賛。もはや宗教じみた雰囲気さえ漂っている。

かたや、コンスタントにお客さんが集まっている事業主の方だけれど、常にまじめに実直に、驚くほどの丁寧さで事前準備をしていたり、目に見えない部分での細かいケアをしていて、いつも尊敬してしまう人もいる。

その違いってなんだろう?

5.違いは「何に焦点を当てているか?」


あれこれ考えてみたら、
結局その違いって、「自分がチヤホヤされたいだけ」なのか「自分の中の軸に沿って生きている」のかの違いなのかなぁと思う。

その人の生き方のなかで、どちらに焦点が当たっているかが別れ道な気がする。

やっぱりすごいなぁと思う人は、ファンやお客さんのことを常に考えて行動している。常に奢らず謙虚だし、どういう自分でありたいか、を常に考えながら行動している気がする。

逆に「チヤホヤされたいだけの人」は、自分をカリスマ化する傾向がある気がする。チヤホヤされちゃうと、だんだん「こんな自分に価値がある」とサボりはじめる気がするんだよね。

アイドルでブイブイ言わせたトム・クルーズとディカプリオ、ブレイクしていた当時は、そんな違いはパッと見わからなかったように、成功してからこそ、「流されずに真摯な自分でいられるか」に、その人の本質が出ると思う。いや、ディカプリオも俳優としては頑張ってると思うのだけど、ビジュアルの話ね。

だって成功しちゃうと、チヤホヤされるし、何をやっても喜ばれたりするしね。

わたしはそういうプロ意識のある人をすごいなぁと思って見ているし、自分もそうでありたいと思うが、「成功しても謙虚でいられるかどうか」は、ハッキリ言って自信がない。

ラクして贅沢したくなっちゃうし、チヤホヤしてくれる人ばかりの中で、苦言を呈する人の意見なんか、聞きたくなくなるかもしれない。

そんな自分の弱さを実感しているからこそ、流されない人をすごいと思えるのかもしれない。

もしわたしが将来うっかり大成功しちゃって調子に乗っていたら「やれやれ」と思いながらこの記事をわたしに送りつけていただければよい薬になると思うのでみなさまよろしくお願いします(笑)

今日もお読みくださりありがとうございました!

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