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海、虹、満天の星。オフシーズンの宮古島は癒しでしかなかった

中学受験塾時代、母子ともに仲良くなった親子と、受験休みを利用して今年も宮古島に行ってきた。

昨年たまたま「育児が大変だからビーチリゾートで息抜きでもしたいよねぇ」という話から実現した宮古島の旅。オフシーズンで人が少ないうえ、どんな観光スポットにも興味ゼロでスマホばっかり見ている息子たちを連れまわすのにもちょうどよい広さ。という条件で残ったのが宮古島だった。

実際に行ってみたら大当たり。とても楽しく充実した時間を過ごせた。

これに味を占め、今年も同じ時期に行こうということになった。天気が悪いのは想定内、オフシーズンで人が少なく、曇っていても美しい海が見られたら上等、というあまり欲のない感じで予約してGO。

すると!今年は天気は快晴。空港に降り立った瞬間に「あったかい」よりも「暑い」!聞いてないよーな息子たち2人はテンションが下がり気味。去年は長袖Tシャツ1枚で快適という感じだったので、暑いのに瞬時に不機嫌になるってさぁ~。さすがだな息子たちよ。

ただ、今年は去年できなかったシュノーケルをやってみたいねと話していたので、この天気なら行けるぜとママ友とほくそ笑む。肌寒いと海に入る気も起きないが、暑いくらいならぜひ宮古ブルーの海の中を覗いてみたいものだ。

ウキウキしながらさっそくレンタカーを借りて市内へ向かう。少しだけ時間があるので、去年は行かなかった來間島に足を延ばしてみる。マンゴーデザートがおいしいと口コミのあったお店へGO。マンゴー好きの息子たち、ちょっとだけテンション上がる。

マンゴー尽くしのデザートセット

無農薬で果物を栽培しているのだそうな。わたしは甘いものがあまり響かないのだが、道の駅でお土産を売っていたのでゼリーを買ってみた。

南国フルーツを堪能した後は、隣にある展望台へ。思ったより階段が多かったが、登り切ったときの感動と言ったらもう。

見渡す限り最高のブルー!!!
景色に興味がない息子たちもさすがに「うぉーすげぇ!」と感嘆の声を漏らし、写真を撮っていた。あの何も興味ない息子たちを「すげぇ」と言わせるのは本当にすげぇのだよな。自然すげぇ。

宮古ブルーというよりは、もはやバスクリン並みのブルーを堪能してホテルへ。前回は曇り空なので分からなかったのだけど、夕方ホテルの部屋に入ったらめちゃまぶしい。

せっかく海が見える部屋に入ったのに海に日が反射してまぶしいのでカーテンを閉めた。けれどしばらくすると見事な夕陽が現れる。

こちらのホテルは老舗だから、場所が一等地なのだろう。ホテルから見える海は宮古島随一の与覇前浜ビーチで、さらに水平線に沈む夕陽まで拝めるベストスポット。曇り空では気づかなかった本気のベストポジション。


夜ごはんは前回満席で伺えなかった郷屋さんに。予約必須。

沖縄といえば民芸居酒屋。こちらは人気店だけあって盛り上げ方が本気!!
全員参加のイベントなので盛り上がらないはずがない。
ただし私たち、かなり早めに予約をしたので一等席を用意していただいたのだが、年頃の高校生男子は興味を示すはずもなく。

みんな立って踊っているのにわが子たちだけ座ってスマホを見ているという、歌い手さんに申し訳ない感じだったけど、ごめんもうどうしようもないの。

民芸ショーと食事を堪能して宿へ。夜は子ども同士、大人同士の秘密会議や、親子交えてトランプ大会など修学旅行さながら。
そして最後に、晴天だからとホテル最上階のデッキで星を見てみようということに。

ホテルのスタッフさん曰く「ここは明るいからあんまり見えない」とのことだったのだけど、デッキに出てみて驚愕!いやはや横浜に比べたらめちゃくちゃ見えてますよ!こんなにたくさんの星を見たのは初めてで、ここでも何にも感動しない息子たちが「うぉーーーすげぇ!!!!」と雄叫びを上げる。あの息子たちを感動させる自然すげぇ。

神奈川でははっきり見えない北斗七星がバッチリ見えて、学校で教わった通りのひしゃく型で盛り上がる。

オリオン座も美しく輝き、下弦の月もロマンティック。やっぱりリゾートは天気に依存する面が大きいし、今回は本当にラッキーだったなと思いつつ就寝。

目が覚めてカーテンを開けたら、そこは海。なんて幸せな一日の始まり!


こんな景色が毎日見られるなんて幸せ過ぎる。ああここに居座りたい。

嬉しすぎて朝食後ひとりでビーチを散歩。
裸足で砂浜を歩くと、ひやっとして気持ちいい!

2日目も快晴で最高の気分。この天気ならシュノーケルにチャレンジしようということで申し込んだ一番ライトなシュノーケルツアーに参加することに。

シュノーケルツアーって割と船で海の真ん中に連れていかれて放牧されるパターンが多いのだけど、わたしは船酔いが心配だし、息子たちはシュノーケルが初めて。途中で「もうやだ」とか言われたときに1人でリタイヤもできるようにビーチから近い場所で楽しめるツアーに申し込んだ。

集合場所に行くと、オフシーズンだけあって参加者はわたしたち親子4人だけ。親切なお兄さんがウエットや靴を用意してくれ、初心者の私たちにシュノーケルを楽しむための注意事項をレクチャー。水が入って来ないようなやり方を丁寧に教えてくれる。

わたしも若かりし頃タヒチや石垣島でシュノーケルをしたっきりだったのだが、こんなに丁寧に教わった記憶はない。すっかり忘れているし、子どもも一緒なので丁寧にしてもらえて助かった。

そしてその場で水中カメラレンタルがあることも知り、借りてみることに。

海の中の注意点をきっちりレクチャーされ、いざ水の中へ。
分厚いウェットのおかげで全然寒くない!

お兄さんに導かれ海の中を覗いてみると、すぐに目に飛び込む熱帯魚!


きゃーきゃー言いながらおさかなを眺め、進んでいく。途中カクレクマノミ(通称ニモ)なんかも見られたのだけど、水中カメラは水中での獲れ高がわからず途中で面倒くさくなっちゃったので撮れず。

顔を上げると岸がこんなに間近なのにお魚いっぱいで感動!

水の中はパラダイス。パニックムービーを見すぎのビビリ息子は当初「サメに食われる」「怖いからいやだ」と言っていたので心配だったが、偉く静かだなと思ったら夢中で水の中を楽しんでいたようで「自由に泳いでいい?」と自ら自由に水中を楽しんでいた。

わたしは泳ぎが苦手なのだが、シュノーケルはウェットスーツとライフジャケットで嫌でも浮くし、目に水は入らず、息もできるしで泳げない人でも楽しめるので良い。新しいことが嫌いな息子も、怖がっていたけれど楽しさに目覚めたようでよかったよかった。

後から聞いたら「フィンがついてまじ自分が魚になった気分だった」との感想。生物好きだからフィンの構造が良くできているとか感動していた。

シュノーケルツアーって船で沖まで連れていかれることが多いのだけど、このツアーは岸から入ってちょろっとシュノーケルを楽しむコース。

わたしはそもそも乗り物酔いがひどく、海レジャーに興味はあるのに船がネックでなかなかチャレンジできない。今回もシュノーケルで酔ったことはなかったのに、30分程度で結構酔った。風が強めで潮の流れが早く、耳のあたりで水がちゃぷちゃぷいってたのも原因かも。


乗り物酔いの心配もあり、息子たちもシュノーケルが初めてだったし、わたしたちも久々の海でおそらく疲れがハンパないだろうし、途中でリタイアしたくなったときの保険をかけてライトなやつにしてちょうど良かったかな。海の中は楽しかったけど、上がった後の疲れはハンパなかった。

海で遊んだ後はホテルに。部屋から見える海は絶好調に美しい。


疲労困憊した息子たちは部屋で昼寝、わたしたちはせっかくだからとホテルのスパでエステ。

ふだんわたしはエステなどに行かない。マッサージとかエステとか予約が面倒だし、時間も食うし、なんとなくお金も消えるしで避けていた。海外に行ったらエンタメ的にやるくらい。なので日本でのスパはほぼ初めてかも。

だけどホテルのアロマトリートメントを受けてみて、アロマの香りに癒されながらのオイルマッサージの気持ちよさに目覚めてしまった。なにこれ最高じゃん。

もともと頭が忙しくて気が休まらず、せっかちなタイプのわたしは「ゆったり何かをする」こと自体があまりない。こうやって強制的にゆったり時間を取ると、ものすごく贅沢な時間を過ごせているような満足感を感じた。

アロママッサージの後にきれいな海を眺めながらゆったりハーブティをいただくなんて、姫かよ。ああ幸せ。

あまりに気分がよくて、疲れていたけれどカフェでまったりしたくて、ひとりでホテルのバーへ。

お酒を飲みたかったけど、飲んだら確実に寝てしまうと思ったのでノンアルカクテルを。持参した推しグッズで飾ってみたりして、ひとりで遊ぶ。

カクテルを飲みながらなんとなくぼんやりしていたら、どこからかサーサーと音が聞こえる。よく見たら通り雨だった。さっきまであんなに晴れていたのになぁと思いながら雨の香りを楽しむ。なんて優雅なのわたし。

こちらのホテルはスタッフさんも丁寧だし、ホテルの空間もとにかく落ち着いた雰囲気で、普段せわしない生活をしている私でもゆったりした気分になれる。

こういうさりげない空間でもゆったりしてるんだよねぇ。

部屋に戻ると、雨が降っているのに夕陽でまぶしい。

少ししてから友人たちと市街地へ食事に出かけようと外に出ると、なんと見事な虹が!!!

端から端までしっかり見える虹に、またも息子たち感動!もちろん私たちも。

感動しない息子たちを感動させるパワーを持つ宮古島、ほんとにいい景色を見せてくれてありがとう。

疲れまくったわたしたちは早めに就寝。まじで眠くて動けなかった。

そして最終日の朝。二日間のピーカンから少し曇り空。それはそれで海の色が違ってキレイ。

ぼんやり海を眺めているのも幸せ。息子が珍しく「なんか後ろ姿いいね」といきなり撮ってくれた1枚。

名残惜しい気持ちもありつつ、荷物をまとめてチェックアウト。またくるよーー!!!

最終日のお昼は美味しい宮古そばを「古謝そば屋」さんでいただいて

食後は宮古島で有名なジェラート屋さん「RICCO」へ。
よく見たら東京の門前仲町にも店舗があるんだとか!かわいいお店。


甘いものがさほど好きではなく、ふだん滅多にアイスを食べない私は、甘さ控えめのピスタチオとグァバをチョイス。

どっちもおいしかったけど、ピスタチオジェラートは香ばしくて甘さ控えめてめちゃくちゃ美味しい。いやー久しぶりにアイス食べたわ。

2泊3日と限られた時間での宮古島旅、思いきり満喫して空港へ。名残惜しむよりも疲れが勝って空港で動けない息子たち。

わたしたちも疲れに抗いながら最後のお土産コーナーを覗き、いざ飛行機へ!

スカイマークはLCCしか発着しない下地島空港なので、徒歩で飛行機へ。

空からの眺めも美しくて「また来年くるぞ」と思いながら飛び立つ。


昨年おとずれてあまりに居心地が良く、今年もリピートしてしまった宮古島。ホテルの居心地が最高なのも宮古島が気に入った大きな理由のひとつ。

新しいリゾートが林立する中、「宮古島東急リゾート」はその最高過ぎる立地、ベテランスタッフの温かいおもてなしと、奇をてらわない落ち着いたつくり、手入れが行き届いた室内と、老舗ならではの安心感がある。オフシーズンで人がいないせいもあると思うが、こんなに静かで居心地がよいホテルは滅多になく、「また来たい」と思える宮古島東急リゾートさん。本当に素敵な時間をありがとう。

そして東京から3時間、美しすぎる海で癒してくれる宮古島もほんとうにありがとう。大好きすぎて来年も行く。いや来年と言わず、疲れたときの隠れ家としていつでも行きたい場所。うん、いつでも行けるように仕事がんばろう。

今日もお読みくださりありがとうございました!


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