あの名作「トップガン」の続編が30年以上経った今、公開された。
評判が良いから、となんとなく観に行ったら、控えめに言って最高だった。

そのことついてはこちら。

そして改めて、この「トップガン」でトム・クルーズが着たアイテムが爆発的ヒットし、いまとなっては定番のアイテムになっていることを思い出し、改めてトム・クルーズと「トップガン」の影響力の強さを思い知った。

わたしはリユースショップでパートをしているのだが、トム・クルーズが「トップガン」で流行らせたアイテムは、いまだに人気商品だ。たぶんもうリアルタイムでトップガンを知らない世代も買っているのだろう。

なのでここで、そのトム・クルーズのおかげで大ブレイクしたファッション史を、リアルタイムで見てきたアラフィフ主婦のわたしが解説してみようと思う。

１．レイバンの「アビエーター」サングラス

まず、トムちんがかけていたレイバンのサングラス「アビエーター」
日本人みたいに鼻が低いとマジで似合わない。トムちんのような欧米顔のためのサングラス。日本だと「Good　Luck！」でパイロットをやったキムタクがギリ似合っていたくらいで、本当に似合う人を知らない。

通称「たれサン」

２．ヘインズの白Ｔシャツと、リーバイス５０１

ハリウッド映画がドカンドカンとヒットしていた時代、アメカジファッションもめちゃくちゃ流行った。（アメカジ＝アメリカンカジュアル）

顔が濃くて足が長い欧米人が着れば、特にトムちんみたいな肉体もバキバキに鍛えているスターが着れば、なんてことない白のTシャツとリーバイスのデニムが、とんでもなくクールに決まる。

ヘインズの白いＴシャツにリーバイスの正解はこれ。

ヘインズのTシャツとリーバイスの５０１。誰でも簡単に真似できるせいで、爆発的に流行した。けれど、シンプルこそ人を選ぶ。まともに着こなせている人は本当に少なかった。

日本ではギリ、吉田栄作。（古い）
意外と画像がなくて、これだけ見つけました

もしくは加勢大周（古い）

そして今回の「マーヴェリック」でも白Ｔシャツの爆イケ姿を披露したトムちん。60歳だよ、信じられない。

白いTシャツにジーンズがこんなに似合う60歳いる？

３．AVIREXのフライトジャケット

トップガンで着ていたAVIREXのフライトジャケットも爆発的にヒット。ちなみにわたしが働くリユースショップでも人気のブランドだ。

こんないい男が迎えに来たら、わたしもなりふり構わずバイクの後ろに飛び乗ってしまうかもしれない。いや絶対に飛び乗る。ごめん旦那。

そしてこのシーンのオマージュも今回の続編に盛り込まれているので乞うご期待。

このフライトジャケットは爆発的にヒットして、30年以上経ったいまでも「マーヴェリックモデル」として販売されている。リユースショップでもずっと人気。

amazonに売っている。

４．MA-1フライトジャケット

アメカジブームと共に大ブレイクして、さらに一周回って2度目のブームが来て、いまや定番化したMA-1ジャケット。

もとをたどればトム・クルーズ。

性格にはMA-1ではないのだが、これに憧れてカーキ色のフライトジャンパーを手に取った人は多い。

「マーヴェリック」でも安定のカッコよさ。

MA-1についての詳しい解説はこちらのサイトを参照。

マーヴェリック公開を記念して、記念モデルも売られている模様。

５．ドッグタグ

これは個人的に、あまり積極的に書きたいわけではないアイテム。

いまではたぶん、ファッションアイテムとしての認識が強いと思う、このドッグタグ。

実はカッコイイネックレスではなく、兵士が戦地で亡くなった際でも、本人確認できるためのもの。有事の際には2枚のうち片方は形見として持ち帰るという実用的なアイテムだ。

そこまでの説明は映画で語られないが、亡くなった戦友のドッグタグを取るシーンなども出てくる。けれどそこまでアメリカ兵士のことなど知らないわたしたち、「とにかくカッコイイ」とドッグタグのネックレスが大ヒットした。

2022年の現在はウクライナで戦火があがっていて、実際に還らぬ人となっている人もいるわけで・・・

うーん、なんとも、本来の用途を知ってしまうと、何も考えずにオシャレ！と取り入れることに抵抗はあるが、カッコイイと思うことに罪はなくて、実際トム・クルーズなどハリウッドスターが着用するとカッコイイので、流行したのだろう。

オシャレアイテムとして流行するのは大歓迎だが、本来の目的として使う必要のない平和な世界が訪れたらいいなと思う。

以上、「トップガン　マーヴェリック」を観て感激し、そういえば前作「トップガン」でトム・クルーズが着ていたがために大ブームとなり、いまも定番化しているファッションのまとめでした。

今日もお読みくださりありがとうございました！