店舗開発・経営サポート 愉快工房

店舗専門の中小企業診断士・照明コンサルタント。立地選定からオープン後の経営までワンスト…

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店舗専門の中小企業診断士・照明コンサルタント。立地選定からオープン後の経営までワンストップでサポートいたします。今を生きる子どもたちに夢を持てる未来を手渡したいと願い頑張っています。店舗の経営に関するご相談はメールでお気軽にどうぞ。yukaikobo.2023@gmail.com

最近の記事

間接照明とは

照明のほとんどがLED照明器具を組み合わせて構成する時代となり、間接照明を設置する意義が大きくなってきました。 間接照明のメリット・デメリットをざっとまとめると、以下のようになります。 ⭐️メリット ①人間は母親のお腹の中に居るときに、外部の   光を間接的に浴びていたため、そのときのリ   ラックスした状態を思い出し、間接照明を好   む傾向があると言われている ②LEDは蛍光灯と違って配光角度が狭いため、  直接照明では天井や壁などの大きな面積を明   るくするのは苦

    • 照明の色

      照明は、蛍光灯の開発により部屋全体を明るく照らすことが可能になり、それまでの電球とは比べ物にならないほど部屋全体が明るくなりました。 ただ、勉強机にはスタンドライトが必要だったように、実は「必要な場所に必要な照度を確保する」という本来の照明の役割を蛍光灯器具は得意ではありませんでした。 それは何故かというと、蛍光灯はほぼ360°の角度で光が照射され、天井・壁・床など平均的に輝度が上がり空間が明るく見えていただけで、読書や勉強などの用途によっては照度が不足することが多かった

      • お店にとって大切な照明のお話

        今回は、照明についてのお話です。 照明のプランニングは、内装以上に決まった正解がないので、店舗開発担当者も苦手にしている方も多いと思います。 それは何故かというと、照明図面は天伏せ図という天井面の照明器具の配置を平面で表した図面で判断しなければならないため、実際の店舗では配置される什器や造作の影により、光を当てたいところに要求された照度が出ないという失敗をしがちなのです。 また、照明器具には光束数(光の量)、配光角(光の照射角度)、色温度(色味)、演色性(自然光下で見る

        • お店の内装で注意すること

          お店の内装は、選定する材料によってローコストで仕上げることは可能です。 クロスも現在では、様々な木目や色とりどりのオシャレなもの、石調や塗り壁調などがあり、化粧板もリアルに見える優れたものがたくさん販売されています。 床材もセラミックタイルで、デザイン性にも優れたものが販売されているため、天井・壁・床の内装材を組み合わせることにより、オーナーの希望に近いデザインにできると思います。 また、予算に余裕があれば、無垢材を使ったり本物の塗り壁にしたり、床に本物の石を使ったりす

          お店のハード面で注意が必要な点

          お店のハード面を計画する際に、内装や家具のデザインにのみ気持ちが行き、機能面に配慮しないまま工事が完了し、開店してから様々な不具合が表面化することがあります。 どんなにデザインが優れていても、機能面の不具合があると、お客様はお店で楽しく過ごすことができなくなります。 不具合の代表的な事例としては・・・ ★レイアウト面➡︎従業員の動線がクロスし、ホールでのサービスや厨房内での作業効率が低くなる/テーブル間の距離や通路の距離が短く、会話が隣席にはっきり聞こえたり、席を立つ際

          お店のハード面で注意が必要な点

          出店計画で一番大切なこと

          出店計画で一番大切なことは、無駄な投資を抑えることです。 なぜなら、お店をオープンし営業しながら投資を回収しなければならないからです。 お店が立ち行かなくなるケースは、資金がショートし投資が回収できず、債務超過に陥るということなのです。 特に小売業や飲食業は、常に仕入れるための運転資金が必要であるため、利益を全て返済にあてることができません。 お店を持ちたいと考え、開店資金の目途が立ち実際に出店計画をイメージできるようになったころは、「さぁ、やるぞ!」という気合のスイッチ

          お店の強みとは

          「強み」というと、分かったようでよく分からないものだと思います。 分かりやすくするため、少々荒っぽい言い方をすれば、「強み」とは、お客様を満足させることができる能力です。 飲食店で例えると、お客様が満足できる料理・接客・価格・清潔感・店の内外装・照明計画などを実現できる力です。 個人や小資本の企業が飲食店を出店する場合、きちんとターゲットを決めないと、幅広い好みにお店を合わせる必要があり、莫大な費用がかかってしまいます。 ですから、「だれに、なにを、どのように」を明確に

          ドキュメンタリー「固定客が離れるとき」

          藁焼き鰹のタタキが美味しくて、気に入っていたお店に行きました。 大阪の繁華街にあるJRの大きな駅の真ん前にあるビルの中にありました。 GW最中なので、混まない時間帯の午前11時に開店と同時に入店。 友人と4人で行ったので、4人用テーブルに通されました。 いつものように、鰹の藁焼きタタキ定食を注文。 ここは、釜飯も評判が良く、白米もミニ釜で炊き立てのご飯を出してくれます。 ここから色々な問題が・・・ ①注文した料理が持ってこられたとき、初めからテーブル上にばら撒いてあ

          ドキュメンタリー「固定客が離れるとき」

          出店を成功させるための思考法(差別化という考え方)

          脱サラや転職をして自分のお店を出すというのは、人生において大きな賭けをするということです。 どんな小さなお店でも、数百万円の投資が必要です。 店舗で成功するためには、一定の準備が必要であるため時間もかかります。 自分のお店を持つということは、「賭け」は「賭け」でも、「絶対に失敗できない賭け」に参加するということなのです。 それでは、お店を持って「成功」した状態とはどういうものでしょうか。 それは、初めてご来店いただいたお客様が、再度来店してくださり、お店のファンになり固

          出店を成功させるための思考法(差別化という考え方)

          競合店調査の大切さ

          出店を考えたときに、まずは自分が「どのような店をオープンしたいのか」をイメージした後、その次に実行しなければならないことは競合店調査です。 競合店調査は、店舗開発担当者の間で「ストコン(ストアコンパリゾン)」と呼んでいましたが、大手企業で店舗を多数展開しているチェーンストアはいざ知らず、個人でお店を持ちたい方にとって、最も重要な行動であると言っても過言ではありません。 具体的には、どのような業態の店舗を出店したいかによって変わりますが、概ね出店したいポイントから半径1km

          だれに なにを どのように

          お店を持って成功させるための第一歩は、「だれに・なにを・どのように」提供するのか?を固めることです。 そうでないとニーズを掴むための調査ができませんし、それどころかお店を開く場所も決まりません。 具体的には、「だれに→男性か女性か、年齢層はどのあたりか、どの地域の人か、学生かサラリーマンか住民か、車来店か徒歩来店か、どのような特性を持つ人か」「なにを→どんな商品やサービスを提供するか、差別化をどうするか(価格帯を含む)」「どのように→提供する時間帯をどうするか、店内の滞留時

          だれに なにを どのように

          お店を出店するための1丁目1番とは

          私が住んでいる近くに、飲食店がオープンしてもすぐに閉店し、また違う店ができてもまた同じことが繰り返される場所があります。 歴代のどの店も、ファサードはオシャレで店内も清潔感があり、特に大きな問題はなさそうです。 でも、なぜこんなことが起こるのでしょう? 出店するオーナーさんは、前にあった店の顛末を知らないのでしょうか? いや、そんなはずはありません。 飲食店なら数百万円の投資は必要なので、どこかに自信があるから「自分の店は大丈夫」と考えて出店されるのでしょう。 ところが

          お店を出店するための1丁目1番とは

          本日から開業いたします

          ご挨拶 初めまして。 本日から開業いたします「愉快工房」と申します。 「愉快工房」という事務所名は、「人が愉快に暮らせる環境を創造し、様々な問題解決のお手伝いをする」ということから名付けました。 事務所の機能は、大きく分けて「行政書士事務所」と「店舗開発・経営サポート事務所」の2つとなります。 これから皆様のお役に立てる情報を、できるだけ定期的に発信していきたいと思っています。 これからの未来が、皆様にとって愉快な時間でありますように。