ニューヨークにいるティーンマーケターYUKAです！ニューヨークのマーケティングやサービスなどの最新トレンドを調査しています。

日本に住んでいると、蓋が自動で開閉したり、ビデが搭載されてたりと、画期的なトイレを当たり前のように使います。海外に行き、トイレの性能の低さにストレスを感じる日本人は多いはず。そう、日本はトイレ先進国なのです！

そんなアメリカでも、ついに、「ビデ」が注目され始めました。

お家のトイレに簡単にビデを搭載できる「Tushy」

家のトイレにビデを10分で搭載できちゃうアタッチメント「Tushy」（トゥッシー）。

家庭のほとんどのトイレに搭載が可能で、難しい設定はなく、蓋の下にTushyを設置するだけ。後は排便の後に、水圧でお尻を洗浄できる、という商品です。

水圧調整機能、温度調節機能の有無によって値段は変わりますが、$69~$99とお手頃です。（さすが、値段設定もユーモラス！シックスティーナインなんだね！）

創業者は日本人ハーフのMIKIさん

Tushyを創業したのはMiki Agrawalさん。日本人の母とインド人の父を持つハーフです。（日本人のハーフという事実も驚きですが、私が一番驚いたのはこの美貌で40歳という事実。。。！！）

調べれば調べるほど、彼女の行動力はすごくて、Tushyを創業する前は、生理用の下着ブランド「THINX」や女性の尿漏れ用下着ブランド「ICON」 やファーム直送のグルテンフリーピザをコンセプトにしたレストラン「WILD」などを仕掛ける、超行動力のある女性起業家です。現在はNY在住です。

注目されている理由①痔や尿路感染症に悩む人が多い

アメリカ人の75%が痔やUTIs(尿路感染症)に悩んだことがあるようで、「お尻の健康のためにビデを使おう」というメッセージングをしています。トイレットペーパーで拭くだけでは、バクテリアが残ってしまうので水圧洗浄することでお尻を清潔に保てます。

注目されている理由②アナルファックを楽しむ人が多い

アメリカにはゲイカップルも多いですが、男女カップルでもアナルセックスを楽しむ人が多いです。アナルは挿入するのはもちろんですが、前戯で舐めあうことも多いようです。そんな時、パートナーへ清潔なアナルを提供したいという理由でTushyを使うユーザーもいるそうです。

注目されている理由③環境問題への意識が高まっている

TUSHYでお尻を水圧で洗浄した後は、乾いたタオルか、少量のトイレットペーパーでお尻を拭きます。そうすることにより、従来より80%以上もトイレットペーパーを節約することができます。

環境問題への意識が高まる中、毎年、トイレットペーパーの生産に1500万本もの木が伐採されていることもTUSHYを使う動機づけになっています。

同時に、1週間で190ℓの水の節約にも効果があるとうたっています。理由は、トイレットペーパーを1ロール生産するのに140ℓの水を消費し、人は平均して1週間で1.5ロールのトイレットペーパーを使用するそうです。その点、Tushyはたった0.45ℓしか水を毎回必要としません。

PR動画が秀逸！

日本人には馴染みの深いビデ機能ですが、外人は見たことも体験したこともない人が多いこの商品。マーケターとしては、「どうやって宣伝していくんだろう？！」と大変興味深くウォッチしておりました。

「おしりの穴を水で洗える商品」なんていくら説明したってピンと来ない人もいます。そういった、未知の商品の魅力を消費者に伝える最高の手段が動画です。TUSHYはあらゆる切り口のPR動画を作成し、少しずつTUSHYを使う理由、効果、親しみやすさを啓蒙していきました。YouTube上でTUSHYの商品紹介を4年前から配信していましたが、1年前から始めたTushy TVシリーズの切り口がどれも面白いので紹介します。新商品のPR動画を作ろうとお考えのマーケターは必見です。笑

おしりの穴があなたに訴えかける「もっと私を大事にして！」

排便後にトイレットペーパーがないことに気づいた男性、その後、トイレットペーパー争奪戦が始まる。。

腕にウンチがついた時、あなたはどうしますか？

そのほかの動画は「Tushy TV」から見れますので、ぜひ気になった方は全部観てみてください！