手軽に和菓子を食べよう♡
2022/05/21放送 テーマ『あんこ』
フェロー:日本あんこ協会会長 にしいあんこさん
2022年に入ってから、『あんこ』にハマった、チーフの藤原しおりさん。
そのきっかけは、なんとネコ♡
1.“豆大福”という名前のネコのYouTubeを見た。
2.そしたら、豆大福を食べることに、ハマってしまった。
3.すると、『あんこ』を食べることに、ハマってしまった。
【カムカムエブリバディ】
2021年11月〜4月放送のNHKの朝ドラ、カムカムエブリバディ。
和菓子をテーマに、大正、昭和、平成と3世代をあんこを通して繋ぐ物語。
安子(やすこ)→あんことも、読めますね。
この安子があんこを炊くシーンから始まったのが、印象的だったようです。
私たちの生活にとても馴染み深い、あんこです。
季節によって、楽しみ方もそれぞれですよね。
5月の節句 かしわもち
6月 水無月というお菓子(三角形の白いういろの上にあずきをのせたもの)
夏 わらびもち、水ようかん
秋 収穫したてのあずきを炊いたおしるこ
十五夜 月見団子
このように、四季がある日本ならではの和菓子が、たくさんあります。
夏は、さっぱり、冬はねっとり・もったりとした、食感が楽しめるあんこ。
季節によっての楽しみ方が出来るのは、あんこの魅力の一つでしょう。
餡とあんこの歴史
日本独自の食材と思われがちな『あん』なんですが、実は起源は中国大陸にありました。
中国でいわゆる『あん』というと、『餡』というもの。
分かりやすいもので言えば、餃子の中身ですよね。餡作りが肝心なんていうイメージでしょうか。
なので、『あん』は、お肉という認識なんです。
しかし、日本に伝わった『あん』は、小豆。豆類です。
なぜそのような変化が起きたのかというと、諸説あるみたいですが、一つに僧侶たちが肉食を避けるため、肉の代わりに豆を使うようになったのだとか。
最近でも、お肉の代わりに大豆ミートを使うことが増えてますよね。
この時代から、お肉の代わりに豆って認識だったんですね。とても驚きました。さすが、畑の肉というだけありますね。
そして、私たちがよく知る甘い『あん』が出来たのは、室町時代になってから。
その後、時代が進むにつれて、お茶を飲む風習がとけ込み、和菓子が急速に発展していったのだとか。
そんな和菓子が、庶民の味となったのは、江戸時代以降。
大福、きんつば、おはぎなど、今でも馴染み深いものが、この時代からあったなんてすごい!!
そして、明治時代には、菓子の種類が増え、菓子店も増えます。
その後、『あん』を作る技術が進み、私たちの生活の和菓子が当たり前のようにあるようになったのだとか。
チーフの藤原しおりさんが、和菓子にハマってから気づいたこととして、一口にようかんと言っても、種類があることに驚いたそうです。
練りようかんなのか、蒸しようかんなのか。
私、蒸しようかんって残念ながら聞いたことも無かったので、びっくりしました。
私の中で、ようかんといえば、虎屋のようかんが大好き♡
『あんこ協会』って?
今回のフェローのにしいあんこさんが会長を務める、日本あんこ協会。
大きなミッションを掲げて、活動されています。
あんこを通じて、世界平和を実現する!
和菓子離れが進む昨今、若い世代の方々にも『あんこ』=ハートフルなものとして、再認識してもらえるよう、普及活動をしているそうです。
会員人数は、約8000人。日本あんこ協会のホームページに、あんこ検定というものがあり、そちらに合格した者だけが会員になれるというもの。
ちょっと、その検定に挑戦してみたいですよね。
蒸しようかんを知らないヤツが、何を言ってるんだという感じですけどwww
あんこの種類がこんなにも!
『あんこ』と一言でいっても、種類がめちゃくちゃあることを、ご存じでしょうか。
まずは、あんこの原材料があずきである、あずきあん。
このあずきあんの別名としても言われているのが、赤あん。(赤インゲン豆など赤い豆を使ったもの。)
そして、赤があれば白もあるということで、白あんですね。(白インゲン豆や白あずき、白ささげ豆など白い豆を使ったもの。)
白あんは、赤に対して甘味がさっぱりしているのが特徴です。
続いて、
うぐいすあん。鮮やかな緑色が特徴で、青エンドウ豆、グリーンピースが原材料となります。
ずんだ。こちらは、枝豆が原材料です。東北物産展や、東北のSAではこの三文字がかかれた看板が、あちこちにありますよね。
だから絶対、食べたくなってしまいますw
あとは、いも・栗あん。豆とは違った風味が楽しめて、特に秋になると、無性に食べたくなる、いわゆる芋栗南京(イモクリナンキン)ですよね。女子は弱い♡
そして、ここからは派閥が生まれがちな話題です!
あんこの種類です。
みなさん、ちゃんとあんこの種類の違い、認識されてますか?
私は、知らなかった…つぶしあん。
・つぶあん=あずきの形を残して作る。
・つぶしあん=豆をしっかり潰して、皮は残す。
・こしあん=豆をしっかり潰して、裏ごしをして皮を取り除く。
・小倉あん=こしあんやつぶあんに、密で煮た甘い大納言あずきを加えたもの。 (工程がたくさんあって手間がかかるので、値段設定がちょっとお高めなのはその理由。)
・さらしあん=パウダー状になったもの。
よくテーマになるのは、つぶあん派?こしあん派?って話題。
でも、世界平和を実現することをミッションとされている日本あんこ協会会長 にしいあんこさんに言わせてみれば、そのテーマ自体がナンセンスなものだそう。
どちらにも、それぞれ輝けるフィールドがあるため、どちらが相性が良いかで考えた方が良いとのことでした。
確かに、私もモノによって、つぶあんがいい時と、こしあんがいい時とありますからね。選べずに居た私を救う、にしいさんのお言葉でした。
悲報!日本の和菓子離れ
自分へのご褒美♡って、手軽にコンビニで買えちゃうスイーツ。疲れて仕事帰りにわざわざ老舗の和菓子店へ行く方も、当然いらっしゃるとは思うのですが、なかなか少ないケースかと。
いわゆる、フォーマルギフトと呼ばれるお中元、お歳暮などの文化が、だんだんと少なくなってしまったことにより、和菓子店が減少してしまっています。
そんな中、長野県上田市にハッピーなニュースが!!
『信濃路うさぎ屋』さんというお菓子やさんで販売されている、くるみそば。
くるみそばというのは、あんこをそば粉の皮で包み、上にくるみをまぶして作られたお菓子。
昨年、惜しまれつつも閉店してしまったのですが、どうしてもこの味を無くしてしまってはいけないと、立ち上がった男性が!
その和菓子とは全くかけ離れた、農業関係の会社を営んでいた男性により、当初から信濃路うさぎ屋さんで働いていた従業員さんたちを、再結集することにより、くるみそばの味を見事復活させることが出来ました。
その土地、その土地で愛されるあんこ文化があるのも、和菓子の特徴ですよね。その文化も、大切に守っていくべきモノなんだなと痛感しました。
このくるみそば、ぜひ食べてみたい!!!
日本の三大まんじゅう!
福島県の『薄皮饅頭』、東京都の『志ほせ饅頭』、岡山県の『大手饅頭』
これが、日本の三大まんじゅうと言われているそうです。
やばい!どれも食べたことがありません。。。日本人として、恥ずかしくなってしまう。。。
チーフの藤原しおりさんの出身地でもある、岡山県の大手まんぢゅうの伊部屋さん。
毎日廃棄されるあずきの皮をなんとか出来ないものかと、工夫を重ね、大手なごり染めというエコバックを開発されました。
薄ピンク色がなんとも可愛らしいですよねぇ。
ぜひ、大手まんぢゅうを買って、このエコバックに入れて持ち帰り、みんなで大手まんぢゅうを頬張りたいですね!
日本あんこ協会会長にしいあんこさんも、リーダー的存在の大手まんぢゅう伊部屋さんが、こういった地球環境について考えた活動をされることは、和菓子界にいい刺激となるため、とても素晴らしいことだと絶賛されていましたね。
AZUKIBAR
このロゴ、見慣れませんよねw
私たちに馴染み深いのは、井村屋のあずきバー♡
そんなあずきバーが、マレーシアでも販売されているのをご存じでしょうか。
そのロゴが、見出しの文字、AZUKIBARなんです!
フレーバーも3種あって、レッドビーン、抹茶、ミルクと日本と一緒ですよね。
マレーシアの方も、一口目は「かったぁ!!!!(堅い)」って言うんでしょうかwww
チーフのお言葉
和菓子は、洋菓子に比べたら派手さ、華やかさがちょっと劣るところがありますよね。
ですが、そのひっそりと身近に居てくれる和菓子こそ、本当に幸せに近いのでは。
ガツガツしていない『あんこ』のペースが、自分のペースにあってると思いますとのこと。
私自身も、洋菓子も和菓子も、もちろん両方食べます。
ですが、無性にあの『あんこ』特有の優しいねっとりした甘味を求めている時があります。
洋も和もどちらも置いておるお菓子店へ行き、好きなモノを買うってなって、私が和菓子ばかりをカゴに入れてたら、家族に『え?おばあちゃん!?』って言われてしまいましたw
その偏見から、まず正していきたいですよね!
和菓子ならではの、あの優しい感じが私は大好きです♡
ちなみに私が今挑戦中のダイエットでも、お昼に和菓子なら食べていいってなってた!!!だからこそ、私は豆大福を美味しく頂きます!
もし宜しければ、サポートをお願い致します! そのサポートでさらに自分をアップデートさせていきたいと思います。