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ほくほくと言えば?

皆さんは「ほくほく」という擬態語をどのようなシーンで使います?

私は小学生の国語の塾をインターネットで開いている。教材は全て手作り。書いたり読んだりするプリントや慣用句、ことわざ、四字熟語などの知識分野教材、そして毎週子供達には作文を書かせている。
毎年少しずつ改訂はしているけれども、基本的に国語には変わらない部分もあって、ずっと同じ教材を使い続けている項目もある。その中で擬態語と擬音語のプリントがある。

ほかほか、ほくほく、ほこほこ、ポカポカ、ポキポキ、ポコポコ。違っているようで、それぞれ例えるものが少しずつ違う。

その中で「ほくほく」について、なかなかイメージが持てない子がここ数年で増えてきた。

私たち50代の年代だと、ほくほくは十中八九焼き芋のことを指す。

試しに、手元の小学生向け国語辞典で「ほくほく」を引いてみると、次のように出ている

1 すっかり満足した様子
例 うまくいったとほくほくしている
焼いたり蒸したりした芋栗などが口2 口当たりが良くなって美味しそうな様子
例 甘くてほくほくした焼き芋

学研新レインボー小学校国語辞典


ここにも、焼き芋はちゃんと登場する。

今朝の朝活で、ちょうど焼き芋の話になり、最近の焼き芋は、ねっとり系が流行っているが、自分はほくほくした芋が好きというネタ。

その時ふと思ったんだけれども、もしかして最近の子供は、ほくほくの焼き芋を食べていないんじゃないか。だからほくほくの例文で焼き芋が出てこないんじゃないか。むしろ焼き芋はねとねととかそのような擬態語に該当する食べ物なのじゃないかと気がついた。

ちょっと周りの人に聞いてみて。ほくほくといえば?って

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