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ANA『翼の王国』連載「ニッポン47妖怪さんぽ」始まりました①沖縄県/キジムナー(2022.10月)

森井ユカの新連載『ニッポン47妖怪さんぽ』が全日空の機内誌『翼の王国』で始まりました! 毎月47都道府県の妖怪を1匹ずつピックアップして粘土で立体造形を製作し、妖怪を探しに行き、妖怪にちなんだ食を訪ねて旅します。

リニューアルしてB5になりました。機内またはラウンジでCAさんにお尋ねください。
こんな感じで、妖怪の発祥の地で写真を撮ります。全4ページのコーナーです。前の方は日本語版で……
後ろの方には英中版が掲載されています。
キジムナーは片手に乗るくらいの大きさ。FIMOという焼いて固める樹脂粘土で作っています。頭はグルグル回ります。

5月の個展で作った妖怪を完全立体でリメイクし、発祥の地に連れて行き撮影します。妖怪は実際の伝承をもとに、私独自の解釈でデザインしています
2022年10月号の第1回は、沖縄県の妖怪キジムナーを訪ねました。キジムナーを呼び出すまじないを唱え、市場に行ってキジムナーの大好きな白身魚「グルクン」を市場でいただきました。はい、本気で妖怪に会いに行く旅です。これで「妖怪トラベラー」という肩書きが一つ増えました!

妖怪の発祥地では必ず図書館を訪れて郷土史を調べ、受験生か??ってくらい勉強しています(なぜ学生時代にこの情熱がなかったのか……)。妖怪を通してその地域が大切にしていることに触れるというのは、私が今まで各国で雑貨を見つけて、それらをまとめて書籍を作ってきたことにとても近い行動だと思いました。つまり同じことをずっとやっているわけですね……私の習性のようです

これから全日空に乗られる方はぜひぜひ『翼の王国』をお持ち帰りください(今のところ座席ポケットには入っていないので、CAさんにお伝えください)。またwebからも全てお読みいただけますこちらは全ページのPDF、こちらはコーナーのピックアップです。

今まで「立体造形の仕事」と「旅の本や原稿を書く仕事」が一緒になることはなかなかなかったのですが、ここでは「造形と旅と食」という、私の持てる力を全て注ぎ込んでいます。

My new series of articles has started in "TSUBASA GLOBAL WINGS", an in-flight magazine of ANA! I will make one YOKAI(Japanese folk monsters) by clay every month. Then I go to the place where the YOKAI was born, take pictures, and eat the YOKAI's favorite food.
Anyone who boards an ANA flight or on web can read it(PDF). English and Chinese versions are also available!

キジムナーのいそうなガジュマルを探して那覇をあちこち回りました。
造形が小さいのでカメラマンさんは大変です、本当にありがとうございました!
モデルさんのようにレフ板を当てて撮影してもらいました。小さくて見えない!
さかのぼること同年5月の個展で作ったキジムナーは半立体でした。

この連載では今後も全力で妖怪を訪ねて旅すれば、美味しいものに突き当たる……を検証してまいりますので、ぜひぜひ読んでくださいね! そしてみなさんもごいっしょに47都道府県を旅しましょう〜



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