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第4回 fall asleep テーマ「出会い」

さて、昨日は第6回の絵本を読む会でした。最近は月に1回のペースで開催しているので、お問い合わせもよくいただくようになりました。
気になるんだけど…
勇気が出なくて…
とのお声をいただくのですが、どなたでもお気軽にご参加いただける会です。
絵本に詳しくなくてもOK!と、絵本を販売している私が言っても説得力がないかもしれませんが…
なので、会の雰囲気をnoteでお伝えできたらなぁと思っています。
雰囲気と言っても、基本的には私が選んだ絵本と個人的な感想とを綴っています。
(前回のご報告はちょっとマニアックすぎたかも。ごめんなさい!)
他のみなさんのお話に関しては、会の中で楽しんでいただけたらいいなぁなんて思っています。

絵本を読む会fall asleepってなぁに?という方はこちらを↓

今日は、4月16日に開催したテーマ「出会い」の会についてお届けします。
春は出会いと別れの季節。「春」がテーマでも良かったのですが、なんとなく捻ってみたくて「出会い」に。

なんとなく決めたテーマでしたが、絵本を選ぶのが難しかった!と参加者のみなさんがおっしゃっていて、実は私も難しかったということをお伝えしました。
自分で決めておきながら、どれにしようかとすごく迷ってしまいました。
出会いのお話だったり、出会ってしまった!というお気に入りの絵本だったり、いろんな角度から選べそうなのですが、ちょっとテーマが壮大すぎたかも。
でも、みなさんとても素敵に選んできてくださいました。

みんなが選んだ絵本。写真、白飛びしていてごめんなさい!

●テーマ 「出会い」
●参加人数4人(私も含めて)
●みんなが選んだ絵本
『あなたのことがだいすき』(著者えがしら みちこ 著・イラスト、西原理恵子 企画・原案/KADOKAWA)
『1ねんに365のたんじょう日プレゼントをもらったベンジャミンのおはなし』(ジュディ=バレット さく、ロン=バレット 絵、まつおかきょうこ やく/偕成社)
『100年たったら』(石井睦美 文、あべ弘士 絵/アリス館)
『まちにはいろんなかおがいて』(佐々木マキ 文・写真/福音館書店)
『せとうちたいこさんデパートいきタイ』(長野ヒデ子 さく/童心社)

またまたいろんな作家さんや出版社の絵本が集まって嬉しい!

そしてまた、絵本を選んだエピソードもみなさん素敵でした。
ご自身に関するエピソード、お子さんに関するエピソード、絵本の内容に関するエピソード、みなさんそれぞれ。

私はというと、『まちにはいろんなかおがいて』と『せとうちたいこさんデパートいきたい』を選びましたよ。

私が選んだ絵本。『目であるく、かたちをきく、さわってみる。』も。

『まちにはいろんなかおがいて』は写真絵本です。
タイトル通り、まちを歩いているといろんな「かお」に出会います。
例えば、信号の押しボタンは、なんだかロボットみたいなかお。

かわいい。

マンホールも、公園の遊具も、おうちの窓も、よーく見てみると、あれもこれも顔…!
機嫌のいい顔、渋い顔、今にもしゃべりだしそうな顔。
いろんな顔がいっぱい。
そういえば、子どもの頃はそんな風に見えていたな〜なんて思い出して(天井の木目とかも!)、最近は顔になかなか出会えてなかったなということに気がつきました。
顔に出会う散歩、したいなぁ。
(ちなみに、文も写真も佐々木マキさんです。絵本『やっぱりおおかみ』や村上春樹さんの作品の挿絵でご存知の方も多いのでは。)

そしてこちら。
『せとうちたいこさんデパートいきたい』

愛媛県生まれの長野ヒデ子さん。愛媛といえば鯛だよね。

せとうちたいこさんは、なんでもやってみたい好奇心旺盛のタイのおかあさん。
「タイだって いちど デパートに いきたーい」
とお出かけします。
化粧品売り場、靴売り場、してみたいこといっぱい。たいこさんウキウキ。
エレベーターで、エスカレーターで、のぼったりおりたり。
なんやかんやいろんな出来事が起こるのですが、最後は鮮魚売り場で新鮮な魚をおすすめされて…キャー!
急いでおうちに帰ります。笑。
やっぱり海のおうちが一番。でもね、たいこさんはまたでかけたーいのだ。

いろんなことに興味を持って、あれこれわくわくして、たいこさんのポジティブさがきらりと光るおはなしですが、デパートってわくわくするよなぁ〜と改めて思う一冊なのです。
デパートなどのお店が近くになくても、ネットでなんでもお買い物できる時代。だけど、やっぱり自分の足で出かけて、目で見て触れて、「これがいいと思って来たけれど、こっちもいいなぁ〜」なんて思いながらお買い物をするのって楽しい。
コスパ、タイパ、そういうことを考えると無駄に思えることも多いけれど、”出会いに行く”ということは、それに勝るものがあると思っています。
アスリープストアも、そんな出会いの場所だといいなぁ。

ちなみに、この絵本、眺めているだけでも楽しい。デパートの中が細かく描かれていて、商品や買い物をしている人の観察をしたり、この男の子さっきここにもいたね!なんて探し絵本みたいに楽しむことも◎

ということで、私的「出会い」はこんなかんじでした。
『目であるく、かたちをきく、さわってみる』も、いつかご紹介できたらいいなと思っています。

『あなたのことがだいすき』聞いてもいいのかしら?と思っていた質問ができて嬉しかったな。
『100年たったら』ロマンチックだったな。あべさんのおばあさん素敵だったな。
『1ねんに365の〜』いろいろ自分でやってみるのが一番!子どもたちをあたたかく見守る大人でありたいな。

ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!

また次のテーマも考え中。
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