見出し画像

勢いまかせのリバイバル

 度目の挑戦である。何がって? コレ自体が。私が出戻りnoter、つまり一度はあきらめた身であるのはご存じの通りだ。いやご存じじゃないよって方はクリエイターページの自己紹介文もほんのり気にしていただけるとありがたい。とまあ、それはともかく二度目の挑戦なのである。
 そもそもの一度目、投稿を始めた目的も実のところ今とまったく変わらない。本を著してから数カ月、まずはどうにかして自著を知ってもらいたいが為に発信手段として選んだのが、今より幾分新しい存在だった当時のnoteだった。

 だ記事を書いて公開するだけではPVもスキもほとんど伸びないのは4年前の当時から変わらない。認知を目的としている以上は数字は小さいもより大きい方がいいから、いくらか試してみたこともある。サークルに加入して(当時はメンバーシップという名称ではなかった)フォロー&フォロワーの数を増やしてみたり、連続投稿を数カ月くらい続けてみたり、など。
 結果として実際に本を取ってくれた方も数名いたし、時々やりとりができたりする人にも数名、出会うことができた。それ自体は成功と呼ぶ以外になく、思い返しては感謝するばかりだ。だが目標としているもの、書籍の売り上げという点にのみ注目すると、達成までにはやや遠い……。

 と、ここまで振り返って、ふと考えてみる。何で最初に目標なんか立てて、かつしばらく適当に過ごしてたところまた急に熱を持ち始めたのか。
 ――私はたぶん、もうちょっと欲張ってみたいんだ。
 目標を設定して、それに向かって努力したと胸を張って、達成し満足したい。
 わりと長く流れのまま過ごしてきて、なるべくしてなる、なったものは仕方がなかろう……と、割り切っている部分もあった。特に自著に関しては。きっかけがなければおそらく今もそのままで、いずれはささやかな哀しみに打ちひしがれていたことだろう。しかしこれも因果ってやつか、確かに『切っ掛け』は与えられた。その事実が全てで――そして、もう一度は無いかもしれない。ということならまあ、一生に2度か3度くらいは本気出してみる気にもなるわけだ。これまでずいぶんのんびりしてきたことだし。

 というともしかしてぎょっとする方もいるかもしれないが、欲というのも単純に人間を突き動かすエネルギーのひとつでしかない。それ自体が良い悪いというのでなく、あくまで欲を抱く人間の精神性に左右されるだけ……というわけで、1ミリ秒でも長く作家であり続けるために、もうちょっと頑張ってみようと思う。

 というか……アレ? 最初に脳内構成してた内容とずいぶん離れてしまったな。まあ、勢いオンリーだとこういう日もある、ってことで。

読んでいただきありがとうございました。よろしければサポートお願いいたします。よりよい作品づくりと情報発信にむけてがんばります。