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タイの少数民族が山奥で作るコーヒー

みなさんこんにちは〜ゆかりです🙂
前回の記事でご紹介したチェンマイの国立公園ツアーの続き。
今回は、途中で訪れたタイの少数民族カレン族の村をご紹介。

カレン族とは

メーホーソン・チェンマイ・チェンライとタイ中部に住んでいる民族で、タイとミャンマー国境付近の山岳地帯に多く居住しています。

ツアーで訪れたのは、チェンマイ西部のエリア。

国内のカレン族を合わせると100万人ほどになり、少数民族の中では多数派。

元々はチベット民族で、中国南東部、ミャンマー南部を通ってタイ北部に移り住んだと言われています。

全ての物に霊が宿っていると信じるという考え方(アニミズム)を持っており、特に大地と水の精霊は、生産性をコントロールして米の生育を促す存在だとして重要視しています。

今回訪れたところも棚田が広がっていました。癒される風景。

ビルマがイギリスに統治されてからはカレン族の多くがキリスト教徒に改修し、今では30%がキリスト教信者ですが、それでもこの自然信仰は広く生活に根付いているそう。

彼らが住む一帯は本当に緑でいっぱい。訪れたのは9月だったのですが、お米の稲が青々と育っていました。

ピースフルな雰囲気がわかる、動画でもどうぞ😌


カレン族とコーヒーの関係

かつてタイ北部とミャンマー、ラオスの3国がメコン川で接する一帯は実は「ゴールデン・トライアングル」と呼ばれ、かつて大規模な麻薬密造地帯として名を馳せていたそう。

そこで栽培されていたのはケシ。貧困に苦しむ少数民族が貴重な収入源としていました。

が、国としてはこの汚名を返上したいと思うのは当然で、彼らの生活を守りながらそれを実現するにの解決策としてたどり着いたのが、コーヒーを含む農作物の栽培。

今では街の多くの場所にコーヒースタンドやカフェが。

当時コーヒーを飲む習慣はあまりなく、挫折した農家もあったようなのですが、今ではタイの文化の一部に溶け込んでいます。

私は実はタイに行くと決めて色々リサーチするまでタイがコーヒー生産国であることを知りませんでした。
最近だと以前紹介したアカアマコーヒーなどが日本にも進出しているみたいですが、もしかして国内で主に消費していたり、海外の別の国が主要輸出相手国なのかもしれません?

みなさんはタイのコーヒー、知ってましたか?

ツアーで訪れた村

15分ほどの短い訪問だったのですが、村の女性が伝統的な手法で織物を織っている様子をサクッと見学し、カフェ休憩が入りました。

山間にある小さな場所。雨で逆に雰囲気があります。

コーヒー豆にはいくつか精製製法があるのですが、その説明を聞きながらみんなで飲み比べ。

どのコーヒーもとてもおいしい。
豆の販売もされていて、彼らから直接買うことでコミュニティを経済的に支援できます🙂
焙煎もここでしています。

隣の販売ブースではコーヒーだけでなく、カレン族が作った石鹸やキャンドルなどもあって、どれも可愛い。私はキャンドルを買いました。

コーヒー豆も欲しかったのですが、帰国までまだかなり時間があり、焙煎がしてから時間が経つと味が落ちてしまうので、また次回。

タイ北部のツアーでは、カレン族や他の少数民族が暮らすエリアの見学が組み込まれていることが多いようなので、興味のある人はぜひ参加してみてくださいね🙂

今回も読んでいただきありがとうございました、ではまた〜👋

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