我が子に〇〇してあげたい
子育て中のママは、たいていこのメサイアコンプレックスに陥ります。
「〇〇してあげたい」という言い方は、つまり、子どもを未熟だと思っているから出て来る言葉です。
けれども、子どもは、生まれた時から(おなかの中から)、完璧なのです。ただ、言葉がうまく話せないとか、行動が追いつかないとか、それだけの話。
だとすると、「〇〇してあげる」って、かなり失礼な話だと思いませんか?
例えば、
「もうすぐ運動会だから、体調を崩さないように、私がきちんと見てあげなきゃ。」という場面。
これって、親の義務だとか、責任だと思って、体に力が入りますよね。
それで、万が一、当日体調を崩そうものなら、
「私は、母親失格だわ。」
と落ち込んでしまう。
または、なんとか体調を崩さずに、当日が迎えられたとホッとした途端に、ママの方が体調を崩しちゃうとか。
どちらもあるあるではありませんか?
でもね、これって、ママのせいでもなんでもないんですよ。
ただ、「体調を崩して、運動会に参加できなかったという自分を味わいたい」という子どももいるというだけのこと。
運動会に参加できないことが失敗で、参加できたことが成功だとか、
そういうジャッジはいらないんです。
ただただ、そういうこともあるよね〜。これも経験よね。くらいの話です。
これからの季節、卒園、卒業や入園、入学もありますが、それも同じなんです。
当日参加できないことは、親のせいでもなんでもないから、もっと方の力を抜いて、子育てを楽しんでほしいなぁと思うのです。
「あの時参加できなくて悔しかった」という経験をした子どもは、今度は自分で体調を気をつけようと思うでしょ。
全て体験。
お母さん、もっと気楽にね。
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