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自分褒め褒めの大事さ

今週から産休に入った。
出産予定日の6週間前から取得となるこの制度。

近いうちにパン屋なり何かしら開業を考えている自分が、被雇用者の恩恵である産育休を享受してよいものか、、、と悩んだ。
スパっと退職して薬剤師定員枠を空けたほうが、新たに正式採用の募集をかけられて職場に迷惑かけなくていいのではないか。

10年以上勤労したから許してよ、という気持ちと
前の自分が同じ状況の人を見たらマイナスの感情を抱いたのでは、という気持ちと。

パン学校の同期、一部の同僚に相談すると、意外とさらっと「別にいいんじゃない?」という答えが多かった。
理由は様々だったけれど、やはり私は自分にもひとにも厳しい常識を持って生きてきたのかなと思ったのだった。

無事にこどもが生まれ子育てをしていくうちに、状況が変わって復帰のときにどう感じるかは今はわからないじゃない。それはそれでいいんじゃないの。
そう話してくれた同僚の言葉が印象的だった。
そんなこんなで産育休を享受すると決めて、決めたからにはいい時間にするぞー!と誓う今日この頃なのだ。
(今のお気に入りは散歩でキンモクセイやギンモクセイの香りで癒されること)

休職にあたり職場のロッカーから長年置いていたモノたちを撤収した。
20代のころ熱心に調べては勉強(インプット)し、医療者や患者さんに情報提供(アウトプット)しまくっていた領域の専門書が眠っていたり
当直中をいかにストレスフリーに過ごすかをメインに据えた癒しグッズが出てきたり

10年間の自分を見ているような気分になった。
自分には当たり前のようだったけれど、一生懸命やってたんだな。
当直(1回あたり病院に24時間以上勤務してた)って肝を消費しまくってたなあ、、、若かったから何とかやれてた消耗だな、、、とか。

どうやら自分は自分を褒めてあげる、
頑張ってるね、よくやってるねー!
という自己認定が足りていないみたいだ。

先日、市の両親学級での助産師さんや
漢方の先生に言われたこと
「やっと涼しくなりましたね。(胎児は温かく熱源ともいえるので)妊婦さんは夏大変だったと思いますが、よく頑張りました!」

聞いた瞬間に「ああ~、私頑張ってたんだ。褒め褒めしていいんだ!」
って気づかされた。
2回とも思わずうるっとした。

真夏の日が高い時間に通勤するのはしんどくて、病院に着いただけでへろへろしてたけど
通勤ラッシュを避けて時短勤務させてもらってるんだから既に甘い条件設定だし、って思ってた。

いまになってようやく自分褒めの大事さを理解し始めたのだから、
これからは、というか今からは意識して褒めてあげよう。
子育て家事も出来ていないことより出来たことを褒めてあげる習慣にしよう。

自分と周りが悦で過ごせるように、
自分が自分をご機嫌にしてあげるのだ。

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