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【がんばれ受験生!高3はラストスパート】11

とりあえず100本ノック1日目は、あまりハードル上げずに今日の気持ちを書きます。

始まりは併願校への泣く泣く入学

 勤務校はいわゆる併願高校。
公立が第一志望で、第一志望を落ちてやってくる生徒がクラスの8割近くいます。
 そんな入学式は、生徒と保護者がどんよりとした雰囲気でスタートすることも少なくありません。
 3年前もそうでした。何度も入学式を迎えてその難しさを感じてきました。
なので、子どもたち、保護者たちのマインドシフトを提案しています。

担任の私は、
「みなさん、ご入学おめでとうございます。もしかすると専願や内進生徒だけでなく第一志望に叶わず本校に入学したかもしれません。でも、信じてください。これからの3年間、かけがえのない可能性と充実した高校生活が待っています。でも、それはあなたたちのマインドシフトなくしては叶いません。未来に向かう高校生活に前向きにシフトチェンジを早くした人から高校生活を楽しむことができます。本校には部活に励む子、ボランティア活動に励む子、勉強に励む子で溢れています。みなさんが、それぞれの楽しみ方を探しながら前向きにスタートを切ってください。私たち担任団は、全力でサポートしていきます。」と伝えます。

保護者に向けても同じ内容を伝えますが、
保護者へは、あえて少し強めに言うことにしています。
なぜなら、落ちた公立を引きずるのは保護者の方が多いからです。
保護者が切り替えないままだと、子どもはそれを感じとって、せっかくのおめでたい人生の節目を残念な入学にしてしまいます。
保護者がこんなはずでは、、、と少しでも感じると子どもの自己肯定感は低いままで抜けだせません。
「保護者が笑顔で応援してあげないと、子どもたちの高校生活は再び失敗するのではないかという不安で負のスパイラルから抜けられないのです」と伝えています。

マインドシフト

ひとたびマインドシフトすれば、世界が変わることを私は知っています。

マインドシフトすることが成功したら、保護者に寄り添う気持ちも伝わりやすくなると感じています。

私も1人の親として、子育ての難しさは日々痛感していますし、
子がかわいいゆえに失敗もたくさんしてきました。だからこそ、同じく子を育てる親として共感する気持ちは大切にしています。

自分の経験から

私自身、高校受験では希望する公立に行けないと言われ、ランクを下げて受けることになり、受験して合格したものの、たちまち公立に行きたくなくなって、滑り止めだった併願校を選びました。
もともと行く予定ではなかった私立の女子校でしたが、行ってみたら友人にも恵まれ、初めての海外研修を経験したり、海外交流が盛んで、今の
英語の教員という道に繋がりました。
運命の人とも出会いました(笑)

自分の選択や自分の前に広がる道を肯定できるようにするマインドづくりは最初が肝心です。

学校生活を過ごす中で、早ければ1年のうちに、遅ければ卒業時に、
「結局は、うちの学校に来て良かった!」というように感じてくれています。

受験へのラストスパート突入

 先々週に高3は授業が終わり、先週、高3は卒業試験、中学、高1、高2は後期中間試験を終えました。
 高3は今週から卒業まで長い自由登校期間となります。登校して自習するもよし、それぞれ塾や自宅で学習する子もいます。
 担任としては毎日通うホームルームがなくて寂しくなりましたが、教室には、勉強しに来ている生徒が何人かいて、塾に通っていない生徒は朝から最終下校時刻の17時半まで勉強し、質問があれば職員室に来ます。
 今年のクラスは、8割が一般受験なので、担任としては、3月までドキドキです。

 昨日、最後の調査書作成が終わり、今日からの、チェック作業を経て、来週はひたすら発行作業です。
 1人8〜10校くらいは平均して受けるため、200枚ぐらい発行するのは確実。発行作業は長時間に渡ります。
 担任が印刷とナンバリングを終えたら、校長印が押されて年末は厳封して来年に渡せるように準備します。

 さて、受験を3月に終えて
卒業時に「この学校に来て良かった!」と言ってくれるか、担任としてはドキドキしますが、この3年間、同じ担任団で持ち上がれたので、いつも以上にその想いが強い気がします。

 とにかく受験、頑張って欲しいと願うばかりです。

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